株式会社識学がM&Aハンズオン支援事業をスタート
株式会社識学(東京都品川区、社長:安藤広大)は、子会社「株式会社識学グロースキャピタルパートナーズ」を中心に、日本の中小企業を支援するためのM&Aハンズオン支援事業を正式に始めることを発表しました。この取り組みの目的は、「価値ある技術やサービスを未来へつなぐ」ことで、特に中小企業の成長を促進することです。
日本の中小企業の現状と課題
日本では、中小企業が約400万社存在していましたが、2040年にはその数が300万社を下回るという予測が立てられています。これは「事業承継」や「優れた技術やサービスを持ちながら成長ができていない」といった問題が影響しています。また、従業員への報酬が適切に還元されていないことも、この問題の一環です。特に製造業は、日本経済の基盤を支えてきたものの、成長の機会を逃しているケースが多々あります。
そうした状況下で、識学はかつての経験を生かし、ノウハウを活用してM&Aを推進し、改善を図ることで、中小企業の事業承継や成長をサポートしていきます。これにより、従業員への還元も進めてまいります。
株式会社識学グロースキャピタルパートナーズの概要
新設の子会社「株式会社識学グロースキャピタルパートナーズ」の詳細は以下の通りです。
- - 所在地: 東京都品川区大崎2丁目9番3号、大崎ウエストシティビル1階
- - 代表取締役社長: 池浦良祐
- - 事業内容: 買い手としてのM&A実施、および対象会社のPMI(ポストマージャーインテグレーション)を含む管理
- - 設立年月: 2024年9月
- - 経営理念: 日本の中小企業の価値ある技術やサービスを未来へつなぐ
本事業の方向性と特徴
今後の本事業に関しては、すでに行っているハンズオン支援ファンド事業と異なり、当社は対象会社の株式を持ち続け、その業績を連結することで長期的な成長を目指します。これにより、ただの株式売却に頼らず、安定した経営と成長を目指すことが可能となります。
取組方針
1.
技術やサービスとビジネスの結びつき: 識学の専門知識を持つコンサルタントが、組織や機能を改善し、ビジネスの拡大を図ります。
2.
成長と人のつながり: 組織制度の構築を進め、従業員の成長を促します。結果として、個人への還元が実現できる環境を整えます。
3.
継続的な成長の実現: 個人に依存しないマネジメントを標準化し、再現性と継続性を持つ組織を目指します。これにより、変幻自在な組織の状態を構築します。
まとめ
識学の新たな取り組みは、中小企業が抱えるさまざまな課題に対するソリューションを提供するものです。これまでの経験を活かしながら、企業の成長と従業員への還元を実現するための手助けを行うと共に、地域経済の発展にも寄与することを目指しています。興味のある方は、ぜひ株式会社識学の公式ウェブサイトや、全国の支店にもお問い合わせください。