ヤマキが次世代シェフに「だし」の魅力を伝える講義を実施
ヤマキ株式会社は、世界的な料理学校であるThe Culinary Institute of America(以下CIA)との連携を通じて、日本の伝統的な「だし」の文化を次世代のシェフたちに伝える重要な講義を行いました。この取り組みは、ヤマキの「YAMAKI Vision 2035」に基づくもので、グローバルな食文化を形成するための第一歩です。
日本料理の魅力と世界的な広がり
近年、日本食が世界中で人気を博しており、多くの地域で地元の食文化と融合して進化しています。ヤマキは「だし」が日本の料理にとどまらず、世界各国の料理の基盤としても役立つと考えています。このビジョンは「YAMAKI Vision 2035」に反映されており、世界中のシェフに「だし」を自然に取り入れてもらうことを目指しています。
具体的には、ヤマキはかつお節やだしを通じて、食文化の継承や持続可能な食資源の確保に貢献しています。そして、この実現には次世代の料理人との接点を持つことが重要であると捉えています。
CIAとの連携による教育の展開
CIAは1946年に設立された非営利教育機関で、食品や飲料、ホスピタリティ分野におけるリーダー育成を目指しています。この学校には約6万人の卒業生があり、世界中のトップレストランで活躍しています。ヤマキは2022年からCIAの「ジャパニーズスタディーリーダーシップ協議会」のプレミアメンバーとして、日本料理講座を支援しています。
2026年1月には、CIA核となるニューヨーク州ハイドパークのキャンパスで、「だし」をテーマにした講義を行いました。講義では、うま味の基礎知識や科学的背景、かつお節と昆布の製造工程、さらには西洋料理への応用可能性まで幅広く取り扱い、実演や試飲を通じて学生たちに深い理解を促しました。
日本料理ツアーでの「だし」教育
さらに、2026年3月には日本に来たCIAの学生たちを対象に、日本料理ツアーの中で「だし」の講義も実施しました。東京・赤坂の柳原料理教室で行われたこの講義では、「だし」の取り方の実演や、その文化的背景に関する説明があり、学生たちは日本の風土と文化が「だし」に深く結びついていることを学びました。
教育現場での成果と広がり
CIAにおける日本料理教育は2017年から始まり、受講者数は年々増加しています。2022年時点で16名だった「だし」の講義の受講者は、2025年には約60名に増加する見込みです。このことは、たんに日本料理専攻の学生だけでなく、他専攻の学生や教員にも「だし」の重要性が伝わっている証拠です。
今後の展望とヤマキの役割
この取り組みは商品の普及を超え、未来の料理界を担う人材との知識の共有を目指しています。ヤマキは「だし」を専門的に学ぶ機会を提供し、料理市場全体にその可能性を広げていく役割を果たしています。今後もグローバルな料理界における「だし」の可能性を探求していき、最終的には全世界のシェフたちが「だし」を料理の一部として自然に用いる環境を整えるために活動を続けるつもりです。
ヤマキは、これらの取り組みを通じて「YAMAKI Vision 2035」の実現を目指し、世界の鰹節屋・だし屋としての地位を確立していきます。国際的な食文化の発展に寄与するための一歩を着実に進めていくことで、今後の成長が期待されます。