介護関連サービス事業協会設立式が開催され、未来の介護を語る！

介護関連サービス事業協会設立式が盛況の中で実施！

2025年2月27日、東京都港区のベルサール虎ノ門とオンラインで、介護関連サービス事業協会（以下、本協会）の設立式およびカンファレンスが行われました。本協会は、介護に関する多様なサービスの提供を目指し、高齢者や介護者にとってより良い環境を整えることを目的としています。この日、約300名の参加者が会場とオンラインで集まり、今後の介護のあり方について熱い議論が交わされました。

設立の背景と目的

日本社会は高齢化が進んでおり、要介護者とその介護を行う方々の両方のウェルビーイングが求められています。公的な介護保険ではカバーしきれない多岐にわたるニーズに応えるためには、民間のサービスが重要な役割を果たします。本協会では、介護保険外のサービスを推進することにより、高齢者の健康寿命を延ばし、安心して利用できる商品やサービスを提供する体制を整えることを目指しています。

設立式では、代表理事であるイチロウ株式会社の水野氏が本協会の趣旨を説明し、入会案内や今後の活動方針、認証制度に関する情報を提供しました。この新たな取り組みは、参加企業や団体からも大きな期待が寄せられています。

設立式の内容

続いて、経済産業省の竹内真二政務官と厚生労働省の吉田修審議官から祝辞が送られ、介護サービスの向上に向けた二つの分科会が紹介されました。生活支援サービス分科会を代表して株式会社ツクイの原優実氏、配食サービス分科会を代表してワタミの肱岡彰彦氏がそれぞれ、サービスの課題と取り組みについて発表しました。

パネルディスカッションでは、サービス提供事業者、ケアマネジャー、自治体の代表者たちが参加し、「介護保険外サービスの活用促進に向けた課題」や「認証制度の必要性」といったテーマで意見を交わしました。これにより、参加者は具体的な課題解決の方向性についての理解を深めました。

未来への期待

今回の設立式は、企業や団体に対し、本協会への参加を呼びかける場となりました。株式会社チェンジウェーブグループの大隅聖子副社長が今後の入会方法を案内し、参加者が積極的に加盟できるよう努める姿勢を示しました。この新たな協会が、介護の未来をどう変えていくのか、多くの関係者がその行方を注視しています。

参加者の声

多様な業界から集まった参加者たちの中には、イチロウ株式会社、シニアライフクリエイト、ダスキンなどの代表者が名を連ねています。その中で、皆が感じたのは、この協会設立が介護業界の変革に向けての大きな一歩であるということです。参加者の一人が、「この協会を通じて新しいサービスが生まれることを期待している」と語っていました。