東京都が大企業とスタートアップの協業を促進する事業を開始
東京都は、大企業と中堅企業が保有する研究開発設備の活用を通じてスタートアップや中小企業との協業を促進する新たな取り組みを始めました。このプログラムの目的は、オープンイノベーションを加速させることで、都内企業の成長を支援することです。
参加企業について
今回、事業に参加する大企業として以下の5社が決定しました:
- - 帝人ファーマ株式会社
- - TPR株式会社
- - 日本電気株式会社
- - パシフィックコンサルタンツ株式会社
- - リケンテクノス株式会社
これらの企業が提供する設備を活用することで、スタートアップや中小企業は自社の事業開発をより効果的に進めることができるでしょう。具体的な施設情報やマッチングの詳細については、公式ウェブサイトを確認してください。
スタートアップ・中小企業の募集
プログラムは、都内に本社を置く、中小企業やスタートアップを対象にしており、応募する際は以下の条件が求められます:
- - 都内に登記上の本社があること
- - 都内の事業成長に寄与する連携を希望するスタートアップであること(創業後10年未満)
支援内容としては、必要手続きに関するアドバイスや、大企業との共同研究に至るまでの伴走支援が含まれます。また、大企業に支払う設備利用料相当額を都が支援する仕組みも取り入れられています。
スケジュールと応募方法
このプログラムへの応募は令和7年10月16日から令和7年12月1日までの期間で受け付けます。応募後は、大企業および外部有識者による書類選考が行われ、マッチングされる企業が選定されます。各大企業からは数社のスタートアップが選ばれる予定です。
説明会と交流イベントの開催
さらに、参加を検討中の企業のために事業説明会や交流イベントも実施されます。説明会は令和7年10月31日(金)にオンラインで開催され、本事業の概要や応募方法、審査基準について詳しく説明されます。
交流イベントは、令和7年11月10日(月)にTokyo Innovation Baseで行われ、参加企業とのネットワーキングの場として活用されます。このイベントでは、選定企業によるリバースピッチが行われ、意見交換や個別相談も予定されています。
この事業は、「2050 東京戦略」の一環として位置付けられています。具体的には、産業の成長を促すための参入や投資を推進することが目的です。
気になる方は、ぜひ事業ウェブサイトを確認の上、参加を検討してください。