エッジAIを駆使した新たなナンバープレート認識装置、mmEye-VALite
株式会社ブレインズ(本社:東京都世田谷区、代表取締役:堀内岳人)は、2023年の最新技術として、エッジAIを搭載したナンバープレート認識装置「mmEye-VALite」を発表しました。この革新的な装置は、ルネサスエレクトロニクス社のRZ/V2L©を搭載した画像処理装置を基にしており、AI推論専用のハードウェアアクセラレータDRP-AI©を用いて、ネットワークカメラ映像から車両のナンバープレートを効果的に検出し、認識します。
mmEye-VALiteの特長
mmEye-VALiteは、従来の大規模なGPUサーバや高額なクラウドサービスを必要とせず、既存の映像監視システムに簡単に追加することができます。これはコスト面でも非常に魅力的なポイントです。また、認識精度はカメラの性能や撮影条件(距離、画角、照明など)に依存するため、ユーザーはそれに見合った設置を行う必要があります。
ナンバープレート認識機能
mmEye-VALiteは日本国内のナンバープレートを多彩な情報として認識することが可能です。具体的には、一連番号や分類番号、陸運支局の情報、そして自家用・業務用の区別や大板・中板の認識が行えます。加えて、絵柄プレートやご当地ナンバーにも対応し、車の速度が時速10km以下の場合に認識を行う仕組みです。これによって、様々な場面での活用が期待できます。
拡張対応と利用シーン
mmEye-VALiteは市販のネットワークカメラとの互換性も考慮されており、順次多様な機種に対応予定です。さらに、上位システムへの通知機能を通じて、認識結果をTXTやCSV形式で取得したり、JPEG形式の静止画を送信することも可能です。これにより、データをワークフローに組み込みやすくしています。
採用可能なジャンル
この装置は、特に以下のようなシチュエーションでの活用が見込まれています。
- - 車両入退管理: 工場や発電所、浄水場、空港設備などでの運用。
- - 警備システム: 市街地の広域エリア連携や警備車両の搭載。
- - 駐車場管理: 大型商業施設などでの駐車場の効率化。
- - 交通流計測: 台数カウンタを用いた交通マーケティング調査。
ぜひ、エッジAIを駆使したmmEye-VALiteを導入することで、車両管理の効率化を図ってください。これからの技術革新がもたらす新しい視点を体感できることでしょう。
製品の仕様
- - 名称: mmEye-VALite
- - インターフェイス: LAN(10Base-T, 100Base-TX, 1000Base-T)、microSD、無電圧接点出力、システムコンソール
- - 入力画像サイズ: 1920 x 1080, 30fps
- - 消費電力: DC12VまたはPoE PD、約5W
- - 使用環境: 温度0~40℃、湿度20~85%(結露なきこと)
- - 形状: 86(W)×100(D)×49(H)mm
- - 重量: 約250g
この製品は、エッジAIに特化した最新の技術を活かしており、今後の発展性を感じさせます。アプリケーションの拡張性や、さまざまな用途での導入が期待されるmmEye-VALite、ぜひご注目ください。