AI時代を生き抜く「EQ」の重要性
現代社会において、AIの進化が私たちの働き方や生活スタイルに大きな影響を与えています。このような変化の中で、特に注目されるようになったのが「EQ(感情知性)」です。2026年の7月9日、株式会社イマジナが主催する「貢献的EQ向上×自己理解ワークショップ」が、早稲田大学のインカレ就活サークル「Bizme」メンバーに向けて実施されました。
このワークショップは、AI時代における人間の特別な能力、即ちEQの向上を目的としており、無料で提供されました。参加した17名の学生たちは、120分間にわたり、自己理解と他者理解を深める貴重な経験をしました。
1. EQの重要性と認知バイアスの理解
ワークショップの初めでは、EQの重要性とその背後にある認知バイアスがテーマとなりました。ハーバード大学の研究によれば、組織内での活躍度の9割はEQに依存するという結果が出ており、EQを育むことが人材育成において極めて重要であることが強調されました。講師の関野社長は、「脳は省エネを優先するため、無意識に自分が見たいものだけを見つける」と述べ、自己理解を深めることが大切であると語りました。このアプローチは、自己コントロールや他者理解を含むEQの4つの要素に基づいています。
2. メディアリテラシーの重要性
次に、「本質改善思考」と「メディアリテラシー」について掘り下げました。誤情報が氾濫する現代において、情報を単に受け入れるのでなく、批判的に考える力を養うことが求められています。このためには、知的謙虚さを土台として、「4つの問い」を自らに投げかけることで、物事を客観的に見つめ直すことが必要です。
3. 貢献的モラルの育成
ここで紹介された「貢献的モラル」の概念は、学生にとって特に興味深いものでした。日本の就活生が陥りがちな「コスパ重視」や「指示待ち」から脱却する方法が話され、他者や社会からの恩恵の自覚が成長の出発点であることが強調されました。この考え方は、自己の成長を他者との比較ではなく、「昨日の自分」との比較に基づいて進めることが重要であるというものでした。
4. 双方向の対話を通じたマインドの変化
終始双方向のディスカッション形式で行われたこのワークショップでは、参加者からの鋭い質問が飛び交いました。特に、「なぜ日本企業はEQに投資しないのか」という問いに対して、関野氏は日本特有の障壁を減らすための考えを提供しました。学生たちは、受動的な姿勢から能動的な参加者へとマインドがシフトした様子が見受けられました。
5. 今後の取り組み
イマジナ社は、このようなワークショップを全国の大学や学生団体に無償で展開し、真の自走型人財を育成するための取り組みを進めています。今回の参加者たちは、就活テクニックを超えて、社会人としての長期的な成長を目指すための大切なスキルを身につけることに成功しました。
このように、AI時代を見据えたEQの育成は、これからの人材にとって欠かせないスキルとなるでしょう。今後も、こうした試みがさらに広がり、多くの学生たちがEQを高めていくことを願って止みません。