ヘルシンキの道 - ミッコ・H・ハーポヤの15周年記念展
2025年4月、フィンランド出身のメディアアーティスト・音楽家、
ミッコ・H・ハーポヤの15周年記念展『ヘルシンキの道』が東京・谷中の
Gallery TENと埼玉・飯能の
メッツァビレッジにて開催されます。この展示では、ハーポヤの代表作である『Helsingin reitit - The Routes of Helsinki』がテーマにされており、音楽とアートが交錯する新たな体験が提供されます。
展覧会の概要
本展は、2025年4月3日から4月13日まで東京、続いて4月19日から27日まで埼玉で開催予定です。会期中は、アート展示に加え、演奏やワークショップ、アーティストトークも行われます。特に、アーバン・サウンドスケープ・アート分野では、日本初の個展として注目されています。この展示は、欧州連合の支援を受けたプロジェクトの一環として企画されています。
アートプロジェクトの背景
『Helsingin reitit - The Routes of Helsinki』は、2010年から始まったハーポヤの長期サウンドスケーププロジェクトであり、フィンランドの首都ヘルシンキの音風景を捉え、様々な形式で作品化しています。展示内容には、ヘッドフォン体験が可能なバイノーラル・サウンド作品や、マルチチャンネルのオーディオビジュアルインスタレーションも含まれています。
主な展示作品
1.
Kaupungin iho - The Skin of the City
- この作品は2015年から2025年にかけて撮影された映像とサウンドから成り立ち、都市の変化を反映したサウンドトラックを体験できます。
2.
Ensimmainen reitti - The First Route
- 2017年のポエトリー・ビデオで、ヘルシンキのアーバン・サウンドが取り上げられています。
3.
Keskusmetsa - The Central Forest
- 自然と都市をテーマにしたラジオフォニックサウンドスケープ作品で、ヘルシンキの中央公園を舞台にしています。
4.
Katve - Between / Within
- 都市の隠れた音を感じさせるバイノーラル・サウンドコラージュです。
特別イベント
展示期間中には、
サウンドウォークイベントやGPSを使った新作『Luotisuora - Beeline』の公開も予定されています。特にサウンドウォークイベントでは、東京の中心でアーティストの導きの下、ヘルシンキの音を体験しながら、その音のポータルを作ります。参加者は自身のスマートフォンとヘッドフォンを持参し、作品の体験が可能です。
新作音楽作品の販売
展覧会では、ハーポヤの音楽作品を扱うPOP-UPショップも設けられ、15周年を記念した特別なアルバム『Helsingin reitit - Helsinki Soundtrack』が販売されます。この機会にフィンランドの音楽文化にも触れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ミッコ・H・ハーポヤのアートは、視覚と聴覚を通じて革新的な体験を提供します。この貴重な機会をお見逃しなく、ぜひ足を運んでみてください。東京と埼玉でお待ちしています!