デザミス、海外展開へ
2025-06-27 11:04:27

デザミス株式会社、グローバルサウス向けの畜産支援プロジェクトを開始

デザミス株式会社、グローバルサウス向けプロジェクト発表



デザミス株式会社が経済産業省が推進する『グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金』に採択されました。このプロジェクトでは、同社の牛の行動モニタリングシステム『U-motion』を活用し、インドネシア、インド、ベトナムの三カ国で畜産業の生産性向上を目的としたビジネス調査を実施します。

グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金とは



この補助金は、新興国であるグローバルサウス地域へのインフラおよび技術展開を促進する取り組みです。現地の課題を解決するとともに、日本企業の技術力を海外市場で活用することを目指しています。

採択されたプロジェクトの背景



経済発展に伴い、牛乳や牛肉の消費需要が急速に増しているグローバルサウス地域。しかし、自給率の低さや飼養管理の技術が属人化しているという問題を抱えています。デザミスは、これまでに国内で25万台以上の『U-motion』を販売し、牛の健康状態や行動をモニタリングし、畜産経営に寄与してきました。今回の調査では、アジアにおける『U-motion』のマーケット形成や現地適合性の検証、パートナーの開拓を進め、各国の畜産課題の解決に貢献することを目指します。

未来の展望



デザミスの目標は、将来的にインドの酪農市場やアジア全域において『U-motion』が一般的なツールとして普及することです。また、乳業メーカーや食肉加工会社との協力を通じて、製品の導入効果を最大限に引き出し、持続可能な畜産の基盤を築くことを目指しています。この取り組みでは、温暖化問題も意識されており、牛への熱影響が全球共通の課題であることから、得られたデータや知見は日本の畜産業にも活用される可能性があります。

日本の畜産業は、海外の経験を取り入れることで『リバースイノベーション』を進めていく必要があります。インドネシア、インド、ベトナムでの調査が成功に終われば、これらの知見を国内の農業にも還元し、持続可能な農業構造の構築に貢献できるでしょう。

農林水産省の支援



農林水産省も、ASEANを含むグローバルサウス諸国との協力を強化しており、このプロジェクトはその取り組みとのシナジーが期待されています。農林水産省は、自然条件や社会条件を踏まえた強靭な食料システムの構築を推進しており、デザミスの取り組みがそれに寄与することを期待しています。

会社情報



デザミス株式会社は、東京都江東区に本社を構え、代表取締役 CEO は清家浩二氏です。詳細については、デザミス株式会社の公式サイトをご覧ください。

このプロジェクトが成功を収め、グローバルサウス地域の畜産業に新たな風を吹き込むことを期待しています。これからの展開に注目です。


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