原子力政策の見直しを求めるパルシステム連合会の提言
東京都新宿区に本部を置くパルシステム連合会は、7月9日(木)に政府が発表した「今後の原子力政策の方向性と行動指針(案)」に対して、強い意見を表明しました。この意見は、実効性や安全性に加え、整合性の面から見直しを求めるものであり、再生可能エネルギーや省エネ、蓄電を中心とした新たな戦略への転換が必要とされています。
組合員数は325万世帯に達するパルシステムは、政府の原子力小委員会が6月にまとめた改訂案に対して、パブリックコメントを実施しました。提出した意見の中には、政策目標の達成可能性、原発の経済性、廃炉・廃棄物処理問題、安全保障といった重要なポイントが含まれています。これらの視点から、指針案の抜本的な見直しと十分な議論を促しています。
提出した意見の主な内容
1.
原子力比率20%の達成は不可能
2030年に原子力比率を20%にするとの目標は、現状を鑑みると達成できるものではなく、政策として不適切とされています。実際に、技術革新やエネルギー政策の変化により、再エネの割合は着実に増加しています。
2.
経済性の悪化
原発の運用コストは年々増大しており、競争力を失っています。高コスト体質にあることは、今後のエネルギー政策を考える上で大きな懸念要因とされています。
3.
廃炉・廃棄物問題の深刻さ
廃炉と廃棄物の処理については、現行の計画が非現実的であり、長期にわたって解決策が見いだせていない現状です。これは持続可能な社会を築く上で重大な障害となります。
4.
安全保障の課題
原発は防衛の観点からも問題が指摘されています。災害や人為的なトラブルが起きた際のリスクが高く、国民の安全を確保するためにはより安全性の高いエネルギー政策が求められます。
パルシステムの企業情報
パルシステム連合会は、統一事業システムを利用し、様々な生協と連携しています。その合計事業高は2,689.6億円、組合員総数は177万人にのぼります。これは、より利用しやすいエネルギー政策を模索する強い組織力を持っています。また、会員生協には、東京都の「パルシステム東京」や、神奈川、千葉、埼玉をはじめとする多くの地域の生協が存在します。
パルシステムは、持続可能な社会の実現に向けた重要な役割を果たし続けています。関心のある方は、公式サイトでさらなる情報をご確認ください。
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