長崎県立大学にICT機器を寄贈
株式会社ファミリーネット・ジャパン(以下、FNJ)が、2025年7月17日に長崎県立大学に情報通信機器を寄贈した。この取り組みは、次世代IT人材の育成支援と地域貢献を目的としている。
寄贈の背景
FNJは、使用されなくなった情報通信機器を、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として再活用する試みを進めている。この活動を通じて、次世代のIT人材を目指す学生に、実践的な教育の場を提供することが目的となっている。寄贈された機器は、情報セキュリティ学科の岡田雅之教授の協力により、学生のネットワーク教育に役立てられることが期待されている。
寄贈式の様子
贈呈式では、FNJの浜西豊代表取締役と、長崎県立大学の浅田和伸学長が出席し、寄贈の意義を伝えた。現場では、技術者たちの熱意と学生たちの期待が交差し、地域のIT人材育成に向けた強い意志が感じられた。
寄贈された機器の使用目的
寄贈された情報通信機器は、長崎県立大学情報セキュリティ学科でのネットワーク技術の授業に使用される予定だ。60~70名の学生が対象となり、実際の機器を使った演習は、技術の習得にとって非常に貴重な経験となるだろう。
実践的な教育の意義
現物の情報通信機器を用いることにより、学生は理論だけではなく、技術を実践的に学ぶ機会を得る。これにより、次世代のIT人材が育成され、地域および社会に対する貢献が期待される。学生たちは、技術を身につけることで、今後の進路選択においても大きな自信を持つことができるだろう。
FNJと長崎県立大学の今後の関係
この寄贈を機に、FNJと長崎県立大学は連携を強化し、地域に根ざしたIT人材の育成や、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを進めていく方針だ。双方の意見交換や共同研究を通じて、より良い教育環境を提供していくことが求められている。
長崎県立大学の概要
長崎県立大学は、情報セキュリティ学科を2016年に設置し、全国で唯一、情報セキュリティに特化した学科として運営されている。定員は1学年80名で、各企業や大学と積極的に共同研究を行っている。
学生たちは、ICT技術を駆使し、地域社会に貢献できるよう、日々学びを深めている。今回の寄贈は、その取り組みをさらに加速するものといえる。
公式情報
このような取り組みは、長崎県立大学だけでなく、日本全体のIT教育を底上げするきっかけとなるだろう。産学連携を進めることで、次世代のIT人材が育ち、地域社会に貢献する未来がより明るくなることが期待される。