2025年9月11日と12日、東京都港区にあるグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで、世界的に注目されるイノベーションイベント「SNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO」が開催されました。このイベントは、AIデータクラウドを提供するSnowflake合同会社によるもので、事前登録者数はなんと1万人を超え、参加者たちにとって貴重な情報発信の場となりました。
DAY1の基調講演
初日の基調講演は「ビジネスにおけるAIとデータの価値」というテーマで進行されました。最初に登壇したのはSnowflake Japanの社長執行役員、浮田竜路氏です。浮田氏は、着任直後となる今年8月の思い出や、これまでのビジネス成長の振り返りを行い、特にデータ活用の重要性を強調しました。彼は、「クラウド活用のメリットはスモールスタートが可能であること。成功体験を重ねることで、早い段階からビジネスに貢献し、競争力を高める要因となる」と参加を促しました。
続いて登壇したのは、SnowflakeのCEOスリダール・ラマスワミ氏です。彼は、「データとAIはすべての企業に潜在能力を引き出す力を与える」と述べ、国内の大手企業による活用事例を紹介しました。さらに、マイクロソフトのSatya Nadella氏とのビデオインタビューも上映され、データ共有やAIに関する両社の強固なパートナーシップが強調されました。
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、全日本空輸株式会社の加藤恭子氏と、dentsu Japanの松永久氏が登壇し、それぞれの企業におけるデータプラットフォームの重要性について語り合いました。加藤氏は、業務の変革におけるデータ活用の必要性を訴え、松永氏は自社のデータ活用による効果を具体的に説明しました。さらに、OpenAI Japanの長崎忠雄氏が登場し、SnowflakeのAPJプレジデントであるジョン・ロバートソン氏との対談を通じて、AIの導入状況や今後の展望について意見交換が行われました。
AIが業務だけでなく、人々の生産性を大幅に向上させる可能性に触れ、「AIがクリエイティビティを活性化する」との見解も示され、参加者たちの注目を集めました。
エグゼクティブメディアラウンドテーブル
同日、特別なエグゼクティブメディアラウンドテーブルも開催され、CEOスリダール・ラマスワミと製品EVPクリスチャン・クレナマン氏によるディスカッションが行われました。ここでは、AIの民主化に向けた「Agentic AI」の取り組みや、Snowflakeの製品実行力の重要性が強調されました。特に、「AI時代におけるSnowflakeの役割」が大きなテーマとして取り上げられ、業界の未来を見通す重要な場となりました。
Snowflakeのビジョン
Snowflakeは、AI時代において企業が迅速にイノベーションを実現し、データから最大限の価値を引き出すことを促進するプラットフォームです。すでに12,000社以上の顧客がこのAIデータクラウドを活用しており、データやアプリケーションの活用を実践しています。これにより、データとAIはすべての人々にとって変革の力となることを目指しています。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。このように、SNOWFLAKE WORLD TOURは、AIとデータの未来を探求する絶好の機会であり、業界関係者にとって重要なイベントとなりました。