MUFGとpaintoryが社会貢献活動用ウェアのサービスを開始
株式会社paintoryは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)向けに、新たに社会貢献活動用の専用ECサイトとウェアの制作支援を提供することを発表しました。この取り組みは、支店や部署単位での発注が可能で、それぞれのニーズに応じてカスタマイズされたウェアを提供するものです。2025年12月16日から本格的に運用が開始され、MUFGの社員は各自の活動に合わせたウェアを着用できるようになります。
新しいシステムと環境整備の狙い
今回のプロジェクトは、従来のウェア管理システムからの大幅な進化を遂げるものです。MUFGではこれまで、社会貢献活動に参加するためのウェアを全国の支店で管理・配送していましたが、参加社員数の増加を受け、より効率的な発注方法への移行が求められていました。そこで、新たに開発されたシステムは、個別の発注と配送を可能にし、在庫のリスクを軽減します。
さらにpaintoryが提供するサービスにより、社員は一人ひとりの活動内容に合わせて、在庫を持たず1着から製作を依頼できます。この柔軟性と利便性が、社会貢献活動の参加促進へとつながります。
持続可能なアパレルビジネスの実現
paintoryのサービスは、環境意識の高まりとともに、持続可能なアパレルビジネスの実現を目指しています。これまでの大量生産の真逆を行く「必要な時に必要な分だけ」を考慮して、カスタムアパレルの制作を可能にしています。
また、展開されるウェアには、ウィンドブレーカーや法被、ドライTシャツに加え、新たに「ドライメッシュビブス」が追加されました。これにより、季節を問わず利用できる選択肢が増え、各支店が行う活動の内容に応じた適切なアイテムを選ぶことができます。
ユーザーフレンドリーなECサイトの構築
新たに設けられたECサイトでは、支店や部署ごとに割り当てられたポイントを元に、必要な商品を組み合わせて発注できる仕組みが整備されています。これにより、発注情報がすぐに連携され、制作から配送までがシームレスに行われます。さらに、社員からの問い合わせに対するカスタマーサポートも提供され、業務の負担が軽減されることになります。
支店や部署の使用状況によるデータの蓄積も行われるため、今後のアイテム企画にも活用され、新たな価値を生み出す基盤が形成されます。
今後の展望
paintoryは、D2Cカスタムアパレルの普及を目指し、法人向けサービスを更に充実させていく考えです。MUFGとのパートナーシップを通じて、社会貢献や持続可能性に配慮したビジネスモデルの確立に寄与していくことでしょう。今後、MUFGのグループ内各社でもこのシステムが活用されることが期待されており、社会貢献活動の新しい形が見えてきました。
このイニシアティブは、株式会社paintoryが「一人ひとりの自己実現に貢献する」ことをミッションに掲げ、他社との連携を通じて新たな価値を創造していることを示す好例です。