川柳大賞2025発表
2025-09-12 17:25:42

終活川柳大賞2025、心温まる作品が集まる発表会の模様

終活川柳大賞2025、心温まる作品が集まる発表会の模様



2025年の「終活川柳大賞」が盛況のうちに発表されました。この賞は、終活をテーマにした川柳を募集し、全国から寄せられた3,442句の中から優れた作品が選出されるものです。発表会は9月11日に開催され、エンディング業界の最大規模を誇る展示会「エンディング産業展2025」の中で行われました。

大賞作品の発表と選考理由



大賞に輝いたのは、千葉県在住の30代、みーぱんさんによる「終活で気づく後悔築く愛」です。この作品は、過去の反省を通じて新たな愛や関係性を築こうとする姿勢を美しく表現しています。「気づく後悔」と「築く愛」という言葉の掛け合わせが特に印象的でした。人生の終盤を迎えた時に内面を深く見つめ、新たな未来を切り開こうとする力強さが感じられ、川柳大賞に相応しい作品と評価されました。

優秀作品と特別賞の紹介



また、優秀賞には長崎県在住の60代、ゆずママさんの「終活が生き甲斐になり寿命延び」が選ばれました。終活を通じて生きる意味や意欲を強調したこの作品は、終活が単なる最期の準備に留まらず、逆に生きる喜びを見出す機会になることを示しています。

特別賞として椿鬼奴賞が贈られたのは、神奈川県の60代、多中かなたさんによる「書き残す妻への感謝とパスワード」です。椿鬼奴さんは、デジタル時代におけるパスワード管理の大切さと、配偶者への感謝を同時に伝えるこの作品のバランスに感銘を受けたと語っています。

椿鬼奴さんの存在感



発表会には椿鬼奴さんがプレゼンテーターとして登場し、特別賞の選出やご自身の川柳も披露されました。彼女の作品は「エンディングノートまとめてまもなく見失う」というもので、自身の経験から浮かんだ想いを詠みました。「両親にエンディングノートを渡そうとした矢先に、自分の物忘れが心配になる」というエピソードが川柳として表現されています。

受賞作品のラインアップ



発表会では、大賞、優秀賞、そして椿鬼奴賞の他にも、佳作やユーモア賞が発表されました。

佳作の一部:
  • - 「それぞれが終活披露古希の会」(村口次男さん)
  • - 「物捨てて思い出拾い時間旅行」(甘菜さん)
  • - 「物価高終活やめて就活に」(エリカさん)

ユーモア賞の受賞者:
  • - 「遺影には盛れた写真を使ってね」(みきみきてぃさん)
  • - 「終活を終えて推し活若返り」(しんのすけさん)
  • - 「むかし恋いまは介護の夫婦風呂」(ほり・たくさん)

新たな一歩を踏み出す終活川柳



この「終活川柳」は、自身の死後を想定して身の回りを整理したり、葬儀やお墓の準備、財産管理など多岐にわたる「終活」に関する体験や想いを5・7・5の形で表現する企画です。エンディング産業展では、葬儀だけでなく、さまざまな終活に関する情報を発信しており、参加者は新たな知識や気づきを得る貴重な機会となりました。

これからも、終活における大切なメッセージを多くの人と共有し、さらなる理解と共感を得られることを期待しています。


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