三菱鉛筆がカンヌで受賞した名誉
2025年5月18日、フランスのカンヌで開催された国際的な社交イベント「CANNES GALA 2025」において、三菱鉛筆株式会社が名誉ある『Preuve du Do』の称号を受賞しました。この称号は、アニメーションや音楽を含む様々な分野で未来のコンテンツ産業に希望をもたらした個人や団体に贈られるものです。三菱鉛筆は、アニメ制作の現場での重要な役割や、長年にわたるクリエイティブ活動のサポートが評価されました。
CANNES GALAの趣旨とは
「CANNES GALA」は、カンヌ映画祭の公認イベントとして設立され、文化の保存、発展および共有を目指しています。今年は、第78回カンヌ映画祭(5月13日〜24日)の一環として行われ、映画、音楽、舞台芸術、アニメーションなど、広範なコンテンツに携わる多くの関係者が集まり、文化遺産としての重要性を認識する場となりました。
受賞の背景
三菱鉛筆の受賞理由を国際的に名高いアニメーターである清水洋氏が述べました。彼は、三菱鉛筆の製品がアニメーション制作において、特に絵コンテやキャラクターデザインの過程で広く利用され、手描き文化の支えとなっていることを強調しました。デジタルツールの普及が進む中でも、手描きの温かみや豊かな表現が多くのクリエイターや観客に愛されているとのことです。
三菱鉛筆の製品が日本のアニメーション文化の成長に寄与してきた事が、今回の受賞につながったと言えるでしょう。
表彰式でのコメント
授与式で、三菱鉛筆の社長である数原滋彦氏は、同社が筆記具を通じて創造性を支え、人々の表現の可能性を広げることを使命としていると話しました。また、アニメーションをはじめとするクリエイティブ分野での評価を光栄に思い、今後も「世界一の表現革新カンパニー」を目指すと宣言しました。2036年までの目標に向けて、全ての人のユニークさを引き出し、表現する楽しさを届ける活動を続ける意向を示しました。
今後の展望
三菱鉛筆は、2036年に向けたビジョンを掲げ、「生まれながらにすべての人がユニークである」という信念のもと、世界中のあらゆる人々の個性や創造性を引き出し続けることを約束しています。アニメ業界を含むクリエイティブ分野との連携をさらに強化し、文化の振興に貢献していく考えです。この受賞を機に、三菱鉛筆はさらなる飛躍を目指し、未来を切り開くパートナーとしての役割を果たしていくことでしょう。
三菱鉛筆のプレスリリース一覧はこちら