非財務データで企業の持続可能性を塗る新しい潮流
サステナブル・ラボ株式会社が、福井銀行との事業提携を発表しました。この提携により、非財務データの集計・管理・分析プラットフォーム「TERRAST for Enterprise」を駆使したサステナブルファイナンスの提供が加速します。特に中堅・中小企業がサステナビリティ経営を導入する上での障壁を低くし、持続可能な発展を促すことが期待されています。
提携の背景
近年、企業経営において気候変動や社会的な課題への対応が急務とされています。それに伴い、企業は持続可能性への配慮を強化する必要があります。しかし、中堅・中小企業は必要な情報やリソースが不足しているため、これらの課題を克服することが難しいのが現状です。ここでサステナブル・ラボは、地域の金融機関である福井銀行と連携することで、地域企業を支援しようという狙いを持っています。
この提携は、サステナビリティ経営を推進するための新しい仕組みを創出します。サステナブル・ラボが開発した「TERRAST for Enterprise」は、企業の非財務情報をスコアリングし、福井銀行が金利優遇を提供する融資商品を展開する際の基盤となります。これにより、企業は自身のESG経営の進捗を可視化し、気候変動や人的資本への対応状況をデータとして管理することができます。
サービスの具体的な内容
本提携を通じて、しっかりとしたサステナブルファイナンスを確立するためのツールが利用可能になります。福井銀行は、融資サービスの一環として、「TERRAST for Enterprise」が提供する分析データに基づき、適切な金利やサービスを提案します。これにより、企業はESG経営におけるポイントを把握し、必要な改善策を講じる手助けとなります。
さらに、「TERRAST for Enterprise」は、ESG知見のない企業でも利用できるインターフェースを特長としています。約40項目のESG関連情報を入力するだけで、自動生成される診断結果が得られることから、企業は時間をかけずに現状の把握と目標管理ができるようになります。
今後の展望
今後、サステナブル・ラボと福井銀行は、地域企業のサステナビリティ経営をさらに支援し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを拡大していく方針です。地域の経済基盤を強化しながら、環境や社会への影響を最小限に抑えるビジネスモデルの構築が求められています。
また、この取り組みを通じて新たなビジネス機会も創出されることが期待されます。企業は自身の取り組みをデータとして示すことで、利害関係者へのアピールにつながります。これにより、地域経済全体の持続可能性が向上することが目指されているのです。
ぜひ、企業の皆さまにおかれましては、サステナブル・ラボの提供する情報・サービスをご活用いただき、持続可能な成長に取り組んでいただければと思います。興味がある方は、サステナブル・ラボの公式サイトからお問い合わせください。
定量的に企業の環境や社会貢献度を可視化する「TERRAST for Enterprise」は、ESG/SDGs活動の一環として今後一層注目されることでしょう。福井銀行との連携が生み出す新たな価値に、今後の展開に期待が寄せられます。