札幌で実証実験開始！小児科適正受診支援サービスが子育て世代をサポート

札幌で新たな小児科適正受診支援サービス開始

急な体調変化に対する保護者の不安を解消するための支援サービス「こどもの症状受診の目安ナビ」が、札幌市で実証実験をスタートしました。当サービスは、子育て世代にとって大きな安心材料となりそうです。

サービスの背景

少子高齢化が進む中で、小児救急医療の体制確保が重要な課題となっています。特に、夜間や休日の適正な医療を受けるためには、保護者が「受診するべきかどうか」を判断するための情報が必要です。「こどもの症状受診の目安ナビ」は、その情報を提供することを目的に開発されました。ティーペック株式会社と株式会社レイヤードが共同開発したこのサービスは、保護者の不安を軽減し、医療資源の有効活用を促進します。

実証実験の概要

この実証実験は、2025年8月6日から2026年2月28日までの期間に行われます。札幌市内在住の15歳以下の子どもを持つ保護者が対象で、利用料金は無料です。実証実験を通じて、保護者にとっての安心感や、ナビが受診判断にどのように貢献したかが検証されます。

サービスの特徴

「こどもの症状受診の目安ナビ」は、オンラインで病気の症状を入力することで、受診の必要性が4つの段階で評価されます。受診が必須でない場合でも、自宅でできる対処方法を確認でき、安心して自宅での対応が可能です。また、万が一、判断に迷った場合には、看護師や小児科医に電話で相談することもでき、入力した内容はすぐに共有されるため、スムーズに相談が行えます。

企業の背景

このサービスを提供するティーペック株式会社は、1989年に設立された健康相談事業を手がける企業です。医療の専門家を揃えたコンタクトセンターを運営しており、様々な健康・医療に関するサービスを提供しています。2017年からは、健康経営優良法人『ホワイト500』に連続で認定されています。

一方、株式会社レイヤードは医療機関向けの医療DXソリューションを提供しており、患者の受診動線を最適化するためのプロダクトを展開しています。より良い医療環境を提供するため、様々な課題に取り組んでいます。