陸上養殖設備展2025での革新
2025年10月15日から17日にかけて、東京ビッグサイトの東ホールで「陸上養殖設備展2025」が開催されます。この展示会では、持続可能な養殖業の実現に向けた最新の技術が紹介され、特に注目されているのがIoTを活用した水質モニタリングシステムです。
IoTを駆使した水質モニタリング
このシステムは、DO(溶存酸素)、pH、アンモニア濃度、そして水温をリアルタイムでモニタリングします。これにより、瞬時に水質の変動を検知でき、異常が発生した場合はスマートフォンに通知されるため、迅速な対応が可能です。この技術により、養殖業の運用負担を軽減し、効率的なデータ活用が可能となります。
省力化とデータの活用
人手不足が叫ばれる中、養殖業界では省力化が大きな課題の一つです。IoT技術の導入によって、手間のかかる水質管理が効率化され、スタッフの業務負担を軽減します。また、クラウド上でデータ解析を行うことで、餌の最適化や飼育環境の改善にも繋がり、より効果的な養殖を実現する手助けをします。
地域創生モデルの実現
今回の展では、廃校を活用した陸上養殖事業の取り組みも展示されます。このプロジェクトは、地域資源の再活用を目指しており、雇用の創出にも寄与します。特に、徳島県那賀町における車エビの陸上養殖を通じた実証実験も行われており、この地域モデルは全国での応用が期待されています。
実証実験および導入事例
具体的な実証事例としては、Seaside社との協業プロジェクトが挙げられます。また、各地の自治体との連携による導入検討が進行中です。展示会では、これらの導入事例がパネルや動画を通じて紹介され、関心を集めています。
展示内容について
陸上養殖設備展2025では、陸上養殖用及び観賞魚用の水質モニタリングシステムのデモ機が多数展示されます。そのほか、各種センサ(DO、pH、アンモニア、水温)や、実証事例紹介のためのパネル、動画、さらに自治体や養殖事業者向けの提案チラシなどの pamphlet も用意されています。
参加情報
この貴重な機会に多くの方々にご来場いただき、最新の陸上養殖技術や地域創生に関する取り組みをご覧いただければと思います。会場は東京ビッグサイトの東ホールで、小間番号はR-32となります。主催は陸上養殖設備展推進協議会です。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
詳細な情報は公式サイトをご覧ください。
会社概要
出展の企業、CMエンジニアリング株式会社は、東京都品川区に本社を置き、LSI設計や無線通信システム開発、IoTシステム開発を行っています。代表者は栗田敏明氏で、IoT技術を用いた革新的なサービスの提供を目指しています。詳しくは
こちらのホームページからご覧いただけます。