エンドユーザーの部屋探し、SNSとAIの融合
不動産業界特化のサービスを展開する株式会社いえらぶGROUPが実施した調査によると、最近のエンドユーザーの部屋探しにおける情報収集手段が多様化していることが判明しました。調査結果は、大きく分けて「SNSの利用状況」、「AIの活用状況」、「不動産ポータルサイトの人気」といった三つの柱から成り立っています。
SNSの利用状況
調査によれば、部屋探しの際にSNSを利用するエンドユーザーは約30%という結果が出ました。具体的には、「積極的に利用している」という回答が12.3%、「時々利用している」という回答が22.7%に上ります。逆に、SNSを「利用していない」と回答したエンドユーザーは44.7%という結果でした。
さらに、SNSを利用しているエンドユーザーに対してどのような情報を見ているのかを尋ねたところ、およそ63.6%が「内見動画やルームツアー」を視聴しているという結果が出ました。物件紹介自体も62.8%が関心を持っており、今やエンドユーザーは視覚的な情報を重視していることがわかります。
一方で、不動産会社に対する調査では、SNSを部屋探しの集客手段として「積極的に活用している」と答えたのはわずか12.6%でした。SNSの普及が進んでいる中でも、不動産会社の活用状況は思ったより低いことが課題として浮かび上がります。
AIの活用状況
AIの利用に関しても調査が行われ、エンドユーザーの約7.9%が「積極的に利用している」と答え、17.0%が「時々利用している」との結果が出ました。特に、エンドユーザーがAIを使用して調査した内容で最も多かったのは、家賃相場に関する情報で67.0%が回答しました。
不動産会社の方では、約32.6%がAIを「積極的に活用している」とし、業務の効率化が進んでいることがうかがえます。ここで最も多く利用されているのは、物件紹介文の作成という点も興味深いでしょう。
不動産ポータルサイトの人気
エンドユーザーが「今後利用したい」と考えている情報収集手段の1位は、不動産ポータルサイトで60.5%が支持。次いで、不動産会社のホームページは43.5%、店舗での相談も40.2%という結果が出ています。この背景には、ポータルサイトが多様な情報を集約していることがあると考えられます。
不動産業界ではSNSやAIへの期待が高まりつつある一方で、エンドユーザーはより従来の手法を重視している傾向が見られます。これは、エンドユーザーのニーズに対して不動産会社が応えるために新たな視点を考慮する必要があることを示しています。
まとめ
今回の調査は、部屋探しにおける情報収集手段が進化していることを示唆しています。SNSやAIの利用が増えているものの、やはり不動産ポータルサイトが重要な役割を果たしていることも改めてわかりました。不動産業界は、今後これらの新しい手法によって、エンドユーザーに対する情報提供の効率化と、より良い住まい選びのサポートを果たすことが求められています。いえらぶGROUPは、両者のニーズに応えながら業界の発展に寄与していくとコメントしています。