プラスメディが新たな病気管理アプリを共同研究開始
株式会社プラスメディは、横浜市立みなと赤十字病院および大阪けいさつ病院との連携で、疾患管理を目的としたスマートフォンアプリ「FAROme」の臨床研究を行うことを発表しました。この臨床研究は、患者が病院外でも自己管理を行い、病気の進行を防ぎ、生活の質(QOL)を向上させることを目指しています。
臨床研究の背景と目的
プラスメディが開発したアプリ「FAROme」は、患者と医師の間でリアルタイムに情報を共有できるシステムです。2024年10月からは、このプロトタイプを用いたクローズドな研究を経て、いよいよ臨床研究が開始されます。この研究においては、特に以下の患者を対象に運用が行われます。
- - 横浜市立みなと赤十字病院では食物アレルギー患者が
- 発表日:4月25日開始
- 発表日:5月14日開始
このアプリを利用することで、患者は病院の担当医からの紹介を受けることで、無料でアプリをダウンロードできます。ダウンロード後は、配布されたQRコードを使って疾患入力フォームにアクセスし、日々の健康状況や症状を記録することができます。これにより、担当医は患者の「今」の健康状態を把握しやすくなります。
医師と患者の新しいコミュニケーション
FAROmeを通じて患者は、自分の健康状態や症状を登録し、担当医は以下の情報を受信します:
- - 日常的に設定されたバイタルデータ(体温、心拍数など)
- - 症状の変化に関するタイミングの把握
- - 診察や検査では得られない継続的な健康データ
このような情報を基に、医師はより正確な診断と適切な治療法を検討することができると期待されています。
患者にとってのメリット
患者にとっても、このアプリには多くの利点があります。具体的には、以下の点が挙げられます:
- - 散在していた医療情報をアプリ内で集約管理することが可能。
- - 医療者に常に見守られているという安心感。
- - 担当医に正確な健康情報をリアルタイムで報告できる。
このアプローチにより、患者はより主体的に自分の健康管理に取り組むことができるのです。今後プラスメディは、食物アレルギーや心疾患だけでなく、潰瘍性大腸炎や乳がん、精神疾患、頭痛などにも対象を広げていく予定です。
プラスメディについて
株式会社プラスメディは、三井住友フィナンシャルグループの連結子会社として2016年に設立され、2020年にはグループに加入しました。現在、通院支援アプリ『MyHospital』やPHR機能を備えた『wellcne』を提供し、26病院との連携を進めています。
詳細な情報や研究に関するお問い合わせは、ファロミーサポートデスク(0120-263-262)までお願いします。アプリ『FAROme』がもたらす新たな医療の風景に、今後も注目が集まります。