産学連携の成果
2025-11-12 13:14:29

福岡デザイン学校とアクアスターの連携プロジェクト最終発表会開催

福岡デザイン学校とアクアスターが共同プロジェクトを開催



2025年10月24日、福岡デザイン&テクノロジー専門学校と株式会社アクアスターが共同で進めてきた産学連携プロジェクトの最終発表会がオンラインで行われました。このプロジェクトは、同校のコミックイラスト&マンガ専攻の2年生が参加し、約4ヶ月にわたる制作活動の成果を発表する場となりました。

最終発表会には、学生32名が参加し、様々な作品が披露されました。その中で、最も評価されたのは眞田あかりさんと矢野瑞季さんの2名が受賞。彼女たちの作品は、アクアスターが手掛ける自社コンテンツ『裏銀座九十九番通り』への実装が決定しました。受賞者のふたりはそれぞれ、自身が得た経験や成長について熱く語っており、キャラクターデザインへの興味を深めたり、ターゲットに合わせたコンセプトの重要性を学ぶことができたと言います。

受賞者の声


  • - 眞田あかりさん: 「苦手だったキャラクターデザインに初めて楽しさを感じ、もっと魅力的なキャラクターを作りたいという意欲が湧きました。」
  • - 矢野瑞季さん: 「デザインの方向性を決めるためにターゲットに合わせたコンセプトが重要であることを実感しました。試行錯誤のプロセスが楽しかったです。」

『裏銀座九十九番通り』とは?


アクアスターが提供する『裏銀座九十九番通り』は、スマートフォンやWEBで利用できるキャラクターカード型のコミュニケーションツールです。銀座の裏通りにある骨董品屋を舞台にしたこの作品では、付喪神のキャラクターカードを集め、その背後にあるエピソードを楽しむことができます。

このプロジェクトは、ビジュアルとデジタルを融合させた、ただ見るのではなく体験する新たなデジタルコンテンツとしての提供を目指しています。アクアスターには、50体近くの多彩なキャラクターを手掛けるイラストレーターが所属しており、見応えある作品に仕上がることでしょう。

プロジェクトの意義と教育的側面


この産学連携プロジェクトは、学生たちが実際の課題に挑戦し、成果を企業に発表し評価されることで、クリエイターとして必要なスキルを磨くよい機会となりました。近年、チャットツールやSNSが広まる中で文脈を読み取る力が課題となっています。本プロジェクトを通して、学生は「相手の意図を読み解く力」を養うことができました。

アクアスタービジュアルワークス部の森部長は、最終選考に関わった学生たちの情熱的な作品に感動し、ダブル受賞の選定に至った経緯を述べています。一方で、福岡デザイン&テクノロジー専門学校の林教務部長も、学生たちが実践的なスキルを身につける貴重な機会となったことを説明しました。

学校紹介


福岡デザイン&テクノロジー専門学校は、「テクノロジーで創造力を仕事にする」をコンセプトに、ゲームやeスポーツ、クリエイター、最先端テクノロジーなど21の専攻を展開しています。1300社以上の企業と連携し、実務に即した教育を行うことで、学生たちはプロフェッショナルな能力を身につけています。

会社について


株式会社アクアスターは、1991年に設立以来、広告の絵コンテやイラスト制作を主な業務としてきました。最近では、アニメやゲームの版権イラストの制作やデジタルマーケティングにも幅を広げています。アクアスターのミッションは、複雑な情報を誰にでもわかりやすく、魅力的に伝えることです。

今後の活動に期待が寄せられるこのプロジェクト、福岡から新たなクリエイターが誕生することを楽しみにしたいですね。


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