新たなキャリアの時代到来!AIと共に歩むキャリア開発の未来
一般社団法人プロティアン・キャリア協会が、2025年8月30日に実施される「プロティアン・フォーラム2025」に先立ち、独自に「AI×参加者キャリア意識調査」を行い、その最終結果を発表しました。この調査は、キャリア開発においてAIがどのように役立つのか、参加者の意識を明らかにすることを目的としていました。
調査結果の概要
今回の調査結果には、キャリア自律意識が83.0%、生成AIを成長の機会と捉えた割合が87.1%という高い数値が示されています。これに対し、プロティアン・キャリア協会は、AIと人間が協力して新たなキャリア開発時代である「プロティアン2.0時代」の到来を宣言しました。
キャリア自律意識の高まり
調査に参加した回答者のうち、83.0%が自分のキャリアについて主体的に考えていると回答し、87.1%が生成AIを将来の成長の糧として積極的に受け入れていることが分かります。この傾向は特にミドル・シニア世代に顕著であり、キャリアの転換期にいる人々が自らの将来をどう描いているのかが明らかになりました。
4つの重要なトレンド
調査結果から導かれた4つの重要なトレンドについて詳しく見ていきましょう。
1.
生成AI×専門家協働モデル
回答者の87.1%がAIと専門家との協力を有効と考え、新たなスキル習得や創造的な業務に集中する機会が増えることを期待しています。
2.
組織を超えた支援ネットワーク
最も望ましい相談手段として、64.2%の回答者が利害がない社外専門家、特にキャリアコーチを求めると答えました。これは現状の18.0%から大きなギャップがあり、客観的支援のニーズが高まっていることを示しています。
3.
対話・問いかけ型支援への転換
生成AIに対する期待は情報提供だけでなく、内省を促す対話型の支援へとシフトしています。回答者の70.1%が、自分の考えを整理するための問いかけや気軽な相談を求めていることが明らかになりました。
4.
実践志向の支援と自己決定権の尊重
キャリア開発で最も重要な要素として「実践的な助言」が29.9%を占めています。また、自らのキャリアを決定する権利を強調する声もありました。この傾向は、自己決定権や自律性の意識が高まっている証です。
結論と今後の展望
今回の調査結果が示すのは、キャリア開発が個人の自律性を基盤に、生成AIと人間専門家が協働する新たな時代であることです。これは「プロティアン2.0時代」とも呼ばれ、組織と個人の双方にとって重要な指針となるでしょう。プロティアン・キャリア協会は、これからも組織と個人が共にキャリア開発を進める社会の実現に貢献していくとしています。
調査データのダウンロード
詳しい調査データは公式サイトからダウンロードすることが可能です。興味のある方はぜひご利用ください。
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これからもAIと人間の協力によるキャリア開発が進化していくことが期待されています。