ダッシュボード株式会社、Meta広告を活用した新施策を発表
東京都渋谷区に本社を構えるダッシュボード株式会社は、Meta Business Partnerとしての強みを生かし、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を展開する株式会社unerryと提携し、新たな来店計測と最適化配信ソリューションの提供を始めました。今回の取り組みでは、Meta広告を利用して店舗への来店数を測定し、そのデータを基にした広告運用の最適化が実現します。
背景と目的
これまでの広告では、店舗への誘導を目的とした場合、ターゲットユーザーの認知度を上げるか、特定のWebサイトでの予約獲得までの動きを追跡して最適化を行うことが主流でした。これに対し、実店舗を持つ小売業やサービス業にとっては、来店計測や最適化の選択肢が限られるのが現実でした。そこでダッシュボードは、unerryが提供する人流ビッグデータとMetaのコンバージョンAPIを連携させることで、来店数の計測と最適化を実現しました。
提供するサービス内容
ダッシュボードの新しいサービスでは、まずターゲットユーザーの属性を考慮して広告接触者を特定し、データ収集を行います。「Beacon Bank」のビッグデータを活用し、広告接触者が実際に店舗を訪れたかを計測します。このプロセスにより、来店数の最大化や、さらに予約獲得を実現するための単価低減が可能となります。特に実店舗を持つ業態の広告主は、これを活用することでROIの向上が期待されます。
実績事例
具体的な導入事例として、大手食品メーカーの広告キャンペーンを例に挙げてみます。彼らは、Metaプラットフォームのコンバージョンリフトテストを利用し、広告露出が来店数に与えた影響を実証しました。キャンペーンは1ヶ月間、全国のスーパーマーケットとGMSをターゲットに実施され、視聴したユーザー群と視聴しなかったユーザー群のデータを比較しました。その結果、約40,000件の来店増を確認でき、コスト効率も非常に良好な約10円/来店で推移しました。
今後の展望
広告業界は、プライバシーへの配慮からCookieを利用しない環境へと変わりつつあります。これに対して、AIを活用した広告運用が求められる中で、ダッシュボードはMetaのマーケティングAPIを効果的に活用し、広告クリエイティブのカスタマイズやインサイト取得を進化させてきました。また、今後も他社には真似できないようなきめ細かい広告運用を行いながら、unerryのビッグデータと連携した最適化を通じて、実店舗を持つ広告主の悩み解決に繋げていく方針です。
ダッシュボード株式会社のご紹介
ダッシュボード株式会社は2013年に設立以来、Meta広告ソリューションを中心としたデジタルマーケティング活動を展開してきました。広告運用代行からSNSアカウント運用など、多岐にわたるサービスを提供しています。
株式会社unerryについて
株式会社unerryは、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営する企業で、さまざまな業種のマーケティング支援を行います。最新のテクノロジーを駆使し、「実社会をデータ化」することで、新たなマーケットプレイスを創造し続けています。