2025年ストレスチェック分析結果:やりがい不足が高ストレスの要因に
株式会社ドクタートラストが発表した2025年のストレスチェック分析により、仕事における高ストレスは「仕事量」ではなく「やりがい不足」が大きな要因であることが明らかになりました。今回は、分析結果の要点とともに、社内での改善の余地や今後の取り組みについて詳しくご紹介します。
調査概要
ドクタートラストが提供するストレスチェックサービスは、過去に323万人以上の受検者からのデータを収集。2025年の受検者数は約60万人に及び、企業や団体のデータをもとに分析が行われました。特に重要なのは、受検率が87~88%と高水準であり、ストレスの状況を把握する上で非常に価値のある情報です。
高ストレス者率の変化
調査結果によると、20・30代の高ストレス者率は改善傾向にある一方で、40代は横ばい、50・60代は悪化しているという結果が出ています。これには、年齢層ごとの職場環境や真剣に取り組むべき問題が暗示されています。特に、40代や50・60代における役割や身体的負担の変化、定年延長に伴うストレスの増加などが背景にあると考えられています。
やりがい不足が高ストレスの原因
特に注目したいのは、高ストレス者の回答に見られる「やりがいに関する項目」の数値です。高ストレス者は「仕事からエネルギーをもらうことができていない」や「活力を感じない」という回答が、通常の労働環境に比べて30ポイント以上低い結果となっています。このことから、単純な業務量の見直しだけでは不十分で、職場でのエンゲイジメント向上が重要であることがわかります。
改善に向けた取り組み
高橋雅彦代表取締役は、「ストレス対策は業務負荷の軽減だけでなく、従業員がやりがいや活力を感じる職場作りにもシフトしている」と述べています。エンゲイジメントを高めるための具体的な施策として、職場の文化の改善や評価制度の見直し、従業員へのフィードバックの強化などがあります。
まとめ
ストレスチェック分析の結果、高ストレスの要因は「やりがい不足」であると明らかになりました。特に高ストレス者の中では、業務負荷への不満だけでなく、職場での充実感が欠けていることが大きな問題となっています。今後、ドクタートラストはビッグデータを活かしたコンサルティングを通じて、企業の人的資本の経営支援を続けていく方針です。これを機に、各企業が自社の職場環境を見直すきっかけとなることを期待しています。