デルタグループの評価
2025-02-20 11:19:17

デルタグループ、CDPの「気候変動」と「水セキュリティ」で最高評価Aリストに選定

デルタグループ、CDP評価での栄誉について



2024年度、デルタグループ本社であるDelta Electronics, Inc.社が、国際的な非営利団体CDPから「気候変動」と「水セキュリティ」といった分野で最高評価を得て、名誉ある「Aリスト企業」に選定されました。この選定は、24,000社以上の中から選ばれた企業に与えられた特別な栄誉です。

デルタグループは、気候変動と水資源の管理において、その先進的かつ具体的な取り組みを評価されています。特に、取締役会では水資源の管理方針が承認され、全ての拠点及び主要なサプライヤーにおける気候リスク、具体的には洪水や干ばつ、熱波に関する定量的な分析を初めて実施しました。

このような背景を持つデルタグループの副社長でありチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)であるJesse Chou氏は、「当社はTCFDとTNFDに基づいて包括的な気候リスク評価プロセスを構築し、環境目標を経営層のKPIに結び付けて気候ガバナンスを実現しています」というコメントを寄せています。

2023年には、温室効果ガスの排出量が2021年比で39%も削減された成果を上げ、設定した目標の20%削減をはるかに上回る結果となりました。さらに、全世界での再生可能エネルギー使用比率は目標を超え、76%に達しています。これにより、デルタグループはグリーンで低炭素のサプライチェーンを構築するための3本柱である、持続可能な調達、ローカライゼーションマネジメント、バリューチェーン全体のカーボンフットプリント削減を推進しています。

また、デルタグループは2021年以降、内部炭素価格を設定し、省エネや再エネ、低炭素技術の革新に向けた研究開発に積極的に投資しています。気候変動の分野においては、SBTイニシアティブのネットゼロ目標を段階的に達成し続けていますのも、内部炭素価格制度が寄与しています。サプライチェーンにおいては、CDPの「サプライチェーンプログラム」に参加し、約50社の顧客と協力してカーボンフットプリントを算出するなどの活動を行っています。

生物多様性の分野においても、デルタグループはTNFDフォーラムのメンバーとなり、初の拠点別生物多様性リスク評価を完了しました。 2024年1月には全世界で初めての早期採用者の一社として認識されることになります。

水資源のセキュリティ管理に関しては、全世界の事業所及びサプライヤーにおける水リスクの評価と適応策を継続的に実施しています。2023年には21件の水節約や再利用プロジェクトを実施し、合計5,620万リットルの節水を達成しました。水使用強度は2020年比で26.4%減少し、2025年の目標10%削減を大幅に上回る結果となっています。

CDPが実施する年次環境情報の開示と評価プロセスは、企業の環境情報の透明性を評価する重要な基準として広く認知されています。2024年には運用資産が142兆米ドルを超える700以上の機関投資家と、購買総額6.4兆米ドルを持つ主要な調達担当者がCDPを通じて情報開示の促進を図ります。

このように、デルタグループは水セキュリティに関して5年連続で「Aリスト企業」、また気候変動においては9度目のリーダーシップレベルとして選ばれ、今後もその活動が期待されています。

会社概要


デルタグループは、スイッチング電源や冷却ファンの世界的な製造会社であり、幅広い分野での機器とサービスを提供しています。1971年に台湾で設立され、現在では世界中に拠点を持つ企業です。


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