奥能登復興プロジェクト「Present Tree in 能登金蔵」
2023年10月、石川県輪島市町野町の金蔵地区で新たな復興プロジェクト「Present Tree in 能登金蔵」の里親募集がスタートしました。この取り組みは、認定NPO法人環境リレーションズ研究所が長年の経験を活かし、地域振興と森林の再生を目指しています。
「Present Tree」は、2005年から続くプロジェクトで、記念日に木を植えることで地域活性化を図ります。これまでに59カ所で植樹が行われ、多くの都市部の人々が、森との繋がりを持つことができました。金蔵地区では、その活動が新たな交流人口を生み出し、地域を賑やかにすることを目指しています。
金蔵地区の魅力と背景
金蔵地区は、美しい棚田と里山の風景が残る歴史ある地域です。ここは、7世紀に金蔵寺が建立されたことに始まり、様々な歴史的背景があります。しかし近年、過疎化と高齢化が進行し、地域の活力が薄れてきています。この現状を打開するためには、外部の人々との交流促進が必要です。
森の再生と地域振興の取り組み
「Present Tree in 能登金蔵」では、地域の生物多様性を守るため、放置された牧草地等に地元の広葉樹を植え、自然の森への再生を計画しています。都市部の人々が里親となり、10年間にわたり地域住民と共に木を育てることで、金蔵地区の魅力を再発見し、賑わいを取り戻そうという視点が重要です。
このプロジェクトでは、植樹1本につき5000円の寄付により、育林までの管理が行われます。その間に、里親は地域の文化や歴史を学び、つながりを深めることができる機会を得ます。これにより、交流の輪が広がり、地域の復興が進むと期待されています。
環境へのメッセージ
「Present Tree」の「プレゼント」には、大切な人や地域への贈り物、さらには地球への贈り物という意味が込められています。里親になることで、単に木を植えるのではなく、それを通じて地域の未来に貢献できる意義があるのです。
多くの人々がこのプロジェクトに参加することで、名実ともに地域に根付いた取り組みが実現します。『金蔵万燈会』のような昔ながらのイベントが復活し、地域を訪れる観光客が増えることで、さらなる経済活性化が期待できるでしょう。
参加方法と概要
本プロジェクトへの里親申請は、2023年10月より受け付けています。詳細や申込については、
こちらのURLからご覧いただけます。また、プレゼントツリーは個人や企業からの参加も募集しており、関心のある方々をお待ちしています。地域の未来を支える活動に参加し、持続可能な森づくりに一緒に取り組んでみませんか。