ウェアラブル超音波センサ
2025-03-12 13:18:45

NOKとサーモンテック、次世代ウェアラブル超音波センサの共同研究開始

NOKとサーモンテックによるウェアラブル エコーセンサの共同研究



2025年3月、NOK株式会社と株式会社サーモンテックは、ウェアラブルエコーセンサに関する共同研究プロジェクトを始動させました。このプロジェクトでは、超音波技術を用いた新たな医療・ヘルスケア・スポーツ用のセンサが開発され、2026年以降の製品化を目指しています。

研究の背景と目的


近年、健康管理やリハビリテーション、スポーツトレーニングにおいて、リアルタイムで身体の状態を計測し、可視化する技術のニーズが急増しています。従来の超音波センサはサイズや形状が大きく、ビジュアル診断が難しい一方で、非侵襲的かつ安全な計測手法として、超音波技術が注目されています。

NOKとサーモンテックは、ウェアラブルエコーセンサの開発を進め、超薄型・軽量かつフレキシブルなセンサの実用化を狙っています。この技術により、日常生活やスポーツの現場でも使いやすいデバイスが提供されることになります。

具体的な取り組み


ウェアラブルエコーセンサの開発


新しい超音波センサは、装着感が良く、持続的に使用できることが特徴です。日常生活やさまざまなスポーツシーンでの利用が考えられています。リアルタイムで高精細なエコー画像を取得できるため、健康状態のモニタリングやトレーニング成果の可視化に貢献します。

先進的な材料技術の融合


この共同研究では、NOKが持つ生体に優しい導電性ゴムや柔軟なフレキシブルプリント基板と、サーモンテックが培ったゾルゲル複合圧電体技術の組み合わせによって、高い信頼性と実用性を兼ね備えたエコーセンサを実現しています。これにより、医療やヘルスケア分野での新たな価値を創出し、疾患の早期発見やアスリートのパフォーマンス向上に寄与することが期待されています。

未来への展望


NOKとサーモンテックは、両社の能力を結集することで、革新的な製品の開発に全力を注いでいます。2026年には医療機器としての販売をスタートさせる予定で、超薄型で軽量なセンサは、長時間装着にも適していることから、ストレスフリーな使用が可能となります。また、センサデータをクラウド上で活用し、AI分析との統合も視野に入れています。

サーモンテックとNOKについて


サーモンテックは2022年に設立された企業で、超音波技術を駆使した革新的な製品の開発に注力しています。同社は「次世代の計測ソリューションで社会と健康を支える」というミッションを持ち、医療・ヘルスケア分野の発展へ貢献しています。

NOKグループは、社会に欠かせない製品を提供し続けており、豊かな社会の構築を目指しています。自動車から医療、産業機器まで広い範囲でテクノロジーを提供する企業として、安心で快適な未来を築くべく努力しています。



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