アスクルの大人用おむつシリーズが2025年度グッドデザイン賞受賞

アスクルの大人用おむつが受賞

アスクル株式会社（以下、アスクル）が手掛けた「大人用おむつ ASKUL オリジナルシリーズ」が、この度2025年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれました。このことは、介護現場における重要な課題に対するデザインの取り組みが、特に評価された結果だと言えるでしょう。

受賞の背景

グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本のデザイン評価制度の中でも最も著名なもので、毎年数千件の応募が集まります。その中から、社会課題の解決や使いやすさ、持続可能性に優れたデザインが選定され、「グッドデザイン・ベスト100」として特別に称えられるのです。今回は、アスクルの大人用おむつシリーズがその栄誉を授かりました。

評価のポイント

審査委員からは、介助を必要とする方々に対する深い配慮が感じられるデザインが高く評価されています。特に、製品のサイズや形状に関する情報が一目でわかるように配列されており、色彩や文字の大きさ、ピクトグラムを用いることで、使用時の戸惑いや恥ずかしさを軽減する工夫がなされています。

このデザインは「どの置き方でもすぐに判別できる」ことを重視し、さまざまな視点から価値のある情報を集約しています。これにより、介護現場における作業の効率化が期待され、人手不足の中でもケアにかける時間を取り戻す形となるのです。

大人用おむつシリーズの詳細

「大人用おむつ ASKUL オリジナルシリーズ」は、2025年1月にリニューアルして発売予定です。アスクルは、日常生活に必要な製品を提供する企業として、介護用品においてもユーザーの心理的な快適さを重視したデザインを追求しています。これにより、介護を受ける方とその介助者の両方が、より前向きに使えるような製品を目指しました。

使用の際の負担を軽減することは、介護の現場での質を向上させる要素といえるでしょう。アスクルの取り組みは、ただ商品を提供するだけではなく、社会全体の意識を変えることにも寄与しているのです。

アスクル会社概要

アスクルは、法人向けの通販サービス「ASKUL」と個人向け通販サービス「LOHACO」を展開している企業です。商品ラインナップは、文房具や事務用品、家具に加え、介護関連商品や医療機器、日用品にまで及びます。特に「LOHACO」では日常生活に密着した商品を幅広く扱っており、最近では環境問題に寄与するエシカルな商品開発にも力を入れています。

アスクルの取り組みは、デザインだけでなく、社会的な役割を果たし続けるものとしても注目されています。今後も、より良い商品開発に期待が寄せられることでしょう。今回の受賞はその一つの証です。