YOMIKOがキャリアオーナーシップ経営AWARD2025で最優秀賞を受賞
株式会社読売広告社(YOMIKO)は、「キャリアオーナーシップ経営AWARD2025」において、マネジメントの変革部門で最優秀賞を受賞しました。この受賞は、同社が目指す新たなビジネスモデルと社員の成長を支援するための取り組みが高く評価された結果といえるでしょう。
YOMIKOのビジョンと転換点
YOMIKOは従来の「受注型ビジネス」から、顧客と共に新たな価値を創造する「創出型ビジネス」への転換を進めています。このビジョンの下、同社は「GAME CHANGE PARTNER」を掲げ、個人と組織が共に成長し、攻めの姿勢を持った企業へと変わることを目指しています。広告会社として、社員の自律的な活躍を後押しするための「ワークライフバリュー」の実現にも取り組んでいます。
若手社員への具体的な施策
YOMIKOでは主に20代後半から30代前半の社員の離職問題に直面し、その解決に向けた施策を展開しました。
1. ビジネスパートナー育成プログラム
経営に関する視点を広げるための選抜研修プログラムが導入されています。アカウンティングやマーケティングの講座が整備され、3年間で受講者の36%がこのプログラムに参加しています。
2. 独自のスキルサーベイ
「Y型人財モデル」に基づくスキルサーベイを通じて、自らの現在地を俯瞰できる仕組みが構築されています。この施策により、上司も部下のスキルを把握し、面談の中で活用できるようになっています。
3. Y-PRIDE調査
パルスサーベイを月次で行い、管理職へ部下の心の状態を共有することで、心のケアが可能な体制が整いました。
4. ライフキャリアサポート窓口
国家資格を持つキャリアコンサルタントを配置し、社員が自身のライフキャリアを考えるサポートを行っています。気持ちの言語化を通じて、自己の棚卸しを支援しています。
成果と受賞理由
これらの施策の結果、2022年から2023年にかけての20代後半から30代前半の離職者数が57%減少しました。2024年度も更に20%の減少が見込まれるなど、3年連続での離職率低下が報告されています。また、男性の育休取得率が200%に達するなど、多様なキャリアを受け入れる環境が整備されています。そして特に評価されているのは、社員を主体とした経営へのシフトと、キャリアの可視化を進める独自のアプローチです。
キャリアオーナーシップ経営AWARDとは
このAWARDは、企業が個人と組織の持続的な成長を実現するための様々な取り組みを評価するもので、特にマネジメント層の育成や取り組みがフォーカスされています。受賞企業の多くは、社員の「可視化」や「増加」、「つなぐ」視点を重視しています。
今後の展望
YOMIKOは、広告業界において新たな変革を果たす存在として、今後も「GAME CHANGE PARTNER」としての役割を果たすことを目指しています。この新たな挑戦の成果が今後の業界に与える影響は計り知れず、さらなる成長と革新に期待がかかります。YOMIKOの進化から目が離せません。