ハイドロヴィーナスの挑戦
2025-09-07 17:10:18

岡山大学が誇るハイドロヴィーナスの革新技術とSDGsへの取り組み

岡山大学とSDGsに寄与するハイドロヴィーナスの挑戦



岡山大学が先日、SDGs推進表彰2024を受賞した「株式会社ハイドロヴィーナス」の取り組みを発表しました。この発表は、2025年8月20日に開催された本学部局連絡会の場で行われ、教育、研究、職場貢献、学生グループの4つの分野から選ばれた5組の団体が受賞しました。その中でも「研究分野」では、学術研究院環境生命自然科学学域の比江島慎二教授と、岡山大学発のベンチャー企業であるハイドロヴィーナスの上田剛慈代表取締役が注目を集めました。

ハイドロヴィーナスは、比江島教授が発明した水流を利用した半円柱型振り子による発電技術「Hydro-VENUS」を活用しています。この技術は従来の潮流発電と異なり、プロペラを使わずに発電を行うため、製造コストを削減し、維持管理が容易であることが特徴です。上田氏はこの技術を単なるエネルギー生産手段に留まらず、環境保全や地域社会への貢献も視野に入れていると語ります。これは、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の重要性を考慮した結果でもあります。

学際的なネットワークのメリット



上田氏はまた、ハイドロヴィーナスの利点として岡山大学との密接なつながりを挙げています。他企業との関係性が難しい中、大学発ベンチャーであることがこのネットワークの形成を容易にしていると話します。少人数でも確実な存在感を示すことができるのは、大学の支援とリソースを活用できるからに他なりません。岡山大学の那須学長も、同社の取り組みについて「大変夢のある楽しい話」と評し、今後さらなる支援やアピールの機会の増加を期待しています。

地域社会との連携



さらに、ハイドロヴィーナスは地域との連携を深めるための活動も積極的に行っており、SDGsの観点からも重要な役割を果たしています。持続可能な発電技術の導入は、地域エネルギーの自給自足を促進し、地域経済の活性化にも寄与するでしょう。岡山大学が展開する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」にも登録されており、これにより地域と共に未来を描く大きな可能性を秘めています。

今後の展望



これからの活動にも目が離せません。ハイドロヴィーナスは、地域社会でのより一層の活用方法を模索し続けるとともに、持続的な発展を目指します。岡山大学もこの革新的な取り組みをサポートし、SDGs達成に向けたさらなる貢献を期待しています。

岡山大学とハイドロヴィーナスの今後の発展にご注目ください。一つの大学と一つの企業が、SDGsの実現に向けてどのように紡いでいくのか、その道のりは非常に興味深いものになるでしょう。


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