クラブイベント「HYPERION by THINKR」開催レポート
2025年7月6日、代官山のSPACE ODDにて、注目のクラブイベント「HYPERION by THINKR」が初めて開催されました。このイベントは、KAMITSUBAKI STUDIOが新たに立ち上げた「HYPERION」というイベントラインの第1弾で、バーチャルシンガー花譜の最新リミックスアルバム『寓話γ』をフィーチャーした特別な夜となりました。
この日、会場には約300人のファンが早くから列を作り、期待感が高まる中、イベントがスタート。リミックスアルバム『寓話γ』に収録された楽曲を祝うとともに、コンポーザーやリミキサーとして参加したアーティストたちも集結し、熱気に包まれました。
多彩なアーティストが集結
オープニングアクトは、THINKRの新レーベル「少女革命計画」に名を連ねるクリエイター・Zexnumが務め、花譜のヒット曲「チューイン・ディスコ」のRemixを披露。オープンと同時に観客がフロアへ押し寄せ、瞬く間に会場は盛り上がりを見せました。
Zexnumに続いて登場したのはCamelots。彼もまた『寓話γ』に参加しているアーティストで、特に「カルペ・ディエム(駱駝法師Remix)」でオーディエンスを魅了しました。DJイベントならではのインタラクティブな楽しさが体感され、観覧していたファンたちもフロアの熱気に引き寄せられました。
さらに、ど〜ぱみんとhigmaら、KAMITSUBAKI STUDIOにゆかりのあるアーティストが続けて登場。ど〜ぱみんのエレクトロサウンドや、higmaのメロディックなボカロソングが場内に清涼感をもたらし、観客の心を掴みました。
スペシャルプレイの連続
そして、花譜に楽曲提供を行ってきた“水槽”が、ここでしか聞けない特別なセットリストを発表。彼は、花譜の「スイマー」のRemixをプレイし、会場のボルテージは最高潮に達しました。その後、キツネリも「未観測(キツネリRemix)」からスタートし、これまでのリミックス作品を次々と披露しました。
この夜のハイライトは、椎乃味醂が予期せぬ機材トラブルに見舞われたものの、higmaと水槽と共に急遽バックトゥバックでのパフォーマンスを行ったシーンでした。彼らの即興プレイは観客を熱狂させ、その場の雰囲気は一気に盛り上がりました。
締めくくりは柴田碧
イベントのラストには、柴田碧(パソコン音楽クラブ)が自身がRemixを手がけた「黄金の木」で締めくくり、観客に深い印象を残しました。その後、各アーティストがKAMITSUBAKI STUDIOでの作品、そして upcomingなリリースを大音量で披露し、最終的には盛況のうちに幕を下ろしました。
この特別なイベントの成功により、今後の「HYPERION by THINKR」にも大きな期待が寄せられています。また、花譜の新曲「撃って」「Story Tellers」が配信中で、次回作『寓話γ』のリリースも注目です。
この熱き夜の模様を追体験できる公式レポートや映像も期待したいですね。