映像音声制作の革新
2025-06-05 16:24:18

ヤマハとローランドが手掛ける新たな映像音声制作の革新

新たな映像音声制作のスタンダード



ヤマハ株式会社は、プロフェッショナルソリューション事業において、ローランド株式会社との新たな技術連携を発表しました。この連携により、ヤマハのデジタルミキシングコンソール「DM3シリーズ」と、ローランドのビデオ・スイッチャー「V-80HD」がシームレスに連携し、効率的なコンテンツ制作やイベントの演出を支援します。

DM3シリーズとV-80HDの特長



「DM3シリーズ」は、最大96kHzのサンプリングレートに対応し、18種類の高品質エフェクトを2系統搭載しています。豊富なプリセットも用意され、短時間でのセットアップを実現。また、9インチのタッチスクリーンが直感的な操作性を提供し、ユーザーがスムーズに機器を扱えるように設計されています。

一方、ローランドの「V-80HD」は非常にコンパクトなビデオ・スイッチャーで、その小型ながらも多彩な機能を搭載。プロフェッショナルの現場でも求められる高品位な映像演出はもちろん、音声調整まで一元管理できるため、限られたスペースでの映像制作が可能です。

連携機能のメリット



今回の技術連携によって実現したのは、全く新しい操作スタイルです。ユーザーは「V-80HD」から「DM3シリーズ」のミキシング設定を記憶させたシーンメモリーを呼び出せることに加え、「DM3シリーズ」から「V-80HD」のオーディオミキサーのフェーダーレベルやミュートボタンを操作できるようになります。これにより、イベントや配信が迅速かつ簡単に行えるようになり、高品質な音と映像を一つのコンパクトなシステムで統合して制御することが可能になります。

利用シーン



この新連携技術の導入により、ライブストリーミングやイベント制作がさらに進化。他の機器との接続もスムーズな「DM3シリーズ」と「V-80HD」を使えば、一人のオペレーターでも効率的に作業が行えます。現場での操作者には、これまで以上に負担が軽減されることが期待されます。

企業のコメント



ローランド株式会社のLive Production事業部の事業部長、服部宏平氏は「多くの現場で活用されている『DM3シリーズ』と『V-80HD』の連携がオペレーターの負担を軽減し、映像・音響演出のクオリティを向上させることができると確信しています」と述べています。

一方、ヤマハ株式会社のプロフェッショナルソリューション事業部長、Thomas Hemery氏も「音と映像のクオリティが同等に重要なコンテンツ制作のワークフローを強化するこのコラボレーションに感謝しています」と語っています。

今後の展望



「DM3シリーズ」と「V-80HD」の機能連携は、2023年6月5日以降の「V-80HD」の最新ファームウェアのアップデートにより使用可能になります。また、2025年6月11日から13日には、アメリカ・フロリダ州オーランドで行われる世界最大級のプロAV見本市「InfoComm 2025」にて展示予定です。将来的にはこの連携技術が多くの現場で使用され、映像と音を高品質で作り出す新たなスタンダードを築くことが期待されています。


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