つくば市で実証開始!スマホアプリ「つくチケ」で快適観光を実現
このたび、茨城県つくば市にて、スマートフォンアプリ「つくチケ」を活用した次世代型MaaS(Mobility as a Service)の実証実験が2025年12月1日からスタートします。この取り組みは、関東鉄道株式会社、首都圏新都市鉄道株式会社、筑波観光鉄道株式会社などの関連企業、そして一般社団法人つくば観光コンベンション協会が協力し、観光客や市内住民に向けたものです。
「つくチケ」の魅力
「つくチケ」をダウンロードすると、鉄道やバス、シェアサイクルといった多様な交通手段と、観光・小売・飲食などのサービスを、ひとつのアプリを通じてシームレスに利用できるようになります。これにより、訪問者は事前ないし当日にチケットを購入する手間を省き、柔軟な旅行プランを実現できるのです。例えば、悪天候などの影響でプランを変更する必要がある場合でも、簡単に対応できるようになります。
さらに、利用金額に応じて最大40%の割引が適用されるため、訪れる方々にとってお得な体験が提供されます。日常生活でも、アプリを利用することで市内の交通機関や日々の飲食、買い物においても割引が受けられます。これにより、経済的にも利便性が向上することが期待されます。
地域活性化に向けて
この実証の背景には、地域の活性化を促進するために、住民や観光客が快適に移動し、スムーズに観光や買い物ができる環境が必要とされています。現在、交通機関や観光・小売・飲食サービスの利用時に異なる決済方法やチケットが必要となるため、多くの利用者が不便さを感じています。これを解消し、地域の魅力を最大限引き出す目的があります。
実証の概要
実証は2025年12月1日から2026年1月31日までの約2か月間にわたり実施されます。参加方法は簡単で、専用サイトから「つくチケ」アプリをダウンロードし、必要事項を入力するだけ。特に、公共交通機関を利用する際にはアプリ画面を提示することで、その場での利用が可能です。また、観光や飲食、ショッピングの際には、アプリ内で専用コードを読み取ることによって簡単に利用できます。
参加対象と特典
交通機関としては、つくばエクスプレスや関東鉄道のバス、さらにレンタサイクルやケーブルカーなど多岐にわたります。観光地としては、つくば駅周辺や筑波山周辺の施設・飲食店が対象となり、観光客は様々なサービスを享受できます。
最後に
この取組みは、つくば市、国立大学法人筑波大学、つくばスマートシティ協議会などの連携により実施されており、地域経済の新たな活性化を目指しています。モバイルを通じた観光の楽しさを引き立て、つくば市を訪れるすべての人々に新しい体験を提供することが、目指すところです。
高まる期待とともに、実証の成果に注目が集まる中、「つくチケ」を活用して豊かな観光体験をお楽しみください。