ジャパンハートが高知県と災害支援協定を締結
2025年3月18日、国際医療NGOのジャパンハートは高知県と「大規模災害時等の支援に関する協定」を結びました。これは、災害発生時における医療支援の迅速化と円滑な連携を目指したもので、具体的には医療福祉機関や避難所への支援活動が含まれています。
協定の背景と意義
濵田省司高知県知事は、協定締結式において「高知県は中山間地域や沿岸部が多く、高齢化が進んでいるため、災害時において長期的な医療ケアが重要になる」と強調しました。また、ジャパンハートは能登半島地震での支援においても大きな役割を果たしており、今回の協定に対する期待が寄せられています。
この協定は、ジャパンハートが高知県での発生する大規模災害や感染症拡大に迅速に対応するための基盤となります。医師や看護師から成る医療チームが派遣され、被災者に対する医療サービスが提供されることが期待されています。
ジャパンハートの活動
これまでに、ジャパンハートはさまざまな地域で災害支援活動を行ってきました。例えば、東日本大震災や熊本地震においては、避難所での巡回診療や医療物資の搬送、心のケアなど多岐にわたるサポートを提供しています。さらに、コロナ禍においては、全国各地での医療チーム派遣やマスクの配布など、地域医療の充実に寄与してきました。
中でも、令和6年能登半島地震での避難所への医療者常駐支援は特に印象的で、残った多くの医療支援チームが撤収した後も継続的な支援を実施しました。これらの経験とノウハウを活かし、高知県でも同様の励行が行われることが期待されています。
今後の展望
新たに結ばれたこの協定によって、ジャパンハートは高知県での医療支援活動をさらに展開し、長期的に住民の健康と福祉に寄与することが目指されています。特に、今後の取り組みとしては、避難所支援に加えて、仮設住宅に入居している方々のコミュニティづくりや、潜在的な健康問題の発見に向けたサロン活動が含まれています。
また、地域住民との連携を強化し、必要に応じて迅速に医療サービスを届ける体制を構築することが求められています。これにより、より多くの人生を支える医療が実現することが期待されます。
まとめ
高知県との新たな協定締結は、地域における医療支援の強化と災害対策において重要なステップとなります。ジャパンハートの活動がもたらす影響は大きく、今後も地域の安全と健康を支える存在として、その役割を果たしていくことでしょう。ジャパンハートの活動に期待が寄せられています。