リスト株式会社、台湾大学主催の企業学習ツアーでセミナーを実施
リスト株式会社の連結子会社であるリストインターナショナルリアルティ株式会社(LIR)は、2025年1月23日に、台湾大学が主催した「日本の文化と企業学習ツアー」において特別なセミナーを開催しました。このセミナーでは、外国籍の社員が直接登壇し、日本のビジネス文化や職場環境についての講義が行われ、参加者に大きな好評を博しました。
インバウンド需要の高まりと社員への期待
近年、LIRではインバウンドの顧客が増加し、特に外国語に対応できる社員の重要性が高まっています。2024年度には、顧客の35%から40%が外国人だと予想されており、物件の紹介から契約手続きまで、多言語でのスムーズな対応が求められます。具体的には、2022年には11名だった外国籍社員の数が、2025年1月時点では30名に増加しました。これは、企業が多様性を重視し、視野を広げている表れと言えるでしょう。
セミナーの詳細と外国籍社員の体験談
このセミナーでは、会社の概要や業務内容の説明に加え、外国籍社員4名が自らの経験を語りました。入社3年目の崔 津毓(クイ ジンユ)さんは、イギリスでの留学経験を通じて日本の文化に強い興味を持つようになった経緯を説明しました。
崔さんのストーリー
崔さんは大学時代、イギリスでの留学中に早稲田大学への交換留学のチャンスを得ました。彼は、約3ヶ月間日本での生活を通じて、職人精神や信頼関係の重要性を学びました。「日本のビジネス環境はとてもユニークで、国際的な市場でも最前線で活躍できるという点が魅力です」と彼は語ります。日本の職場文化について話す際には、特に信頼関係が大切にされる点を強調し、個々の責任感が強く、質への追求が厳格であることを紹介しました。
日本で働く魅力とは
崔さんにとって、日本で働くことの魅力は数多くあります。彼は、「日本の企業文化には長期的な視点があり、それが安定性と信頼感を生み出す」と述べています。また、日本の礼儀やマナーがビジネスの中で生かされ、円滑なコミュニケーションを促進することも、彼がこの国で仕事をする理由の一つだといいます。「日本でのキャリアは、自分の人生を豊かにする貴重な機会だと思っています」と彼は締めくくります。
LIRの今後の展望
リストインターナショナルリアルティ株式会社は、引き続き外国籍社員の雇用を進め、多言語に対応できるサービスを提供していく方針です。顧客からの期待をしっかりと受け止め、国内外のクライアントに対して質の高い不動産サービスを展開することで、さらなる成長を目指しています。
会社情報
LIRは2010年に「サザビーズ インターナショナル リアルティ®」の国内独占営業権を取得して以来、国内外の不動産市場で活動を広げています。このブランドは、グローバルなネットワークを活かしながら、上質な不動産の提案を行い、高い評価を得ています。詳細な情報は公式ウェブサイトでご覧いただけます。