夜を照らす新技術
2025-08-06 10:03:00

安全性とデザイン性を両立した新しい蓄光ユニットの登場

夜になると光る階段、安心の新技術登場



株式会社ユーモラスが発表した高輝度蓄光ユニット『Cutting Edge』。これは、夜間の階段や段差の事故を防ぐために設計された新しい製品です。特に、高齢化社会における階段転落事故の深刻さを考慮し、リアルなニーズから生まれました。

階段転落事故の実情と課題


毎年、日本国内では数百人が階段の転落によって命を落とす現実があります。これは、暗い場所での視認性が悪くなることが大きな原因です。現場の設計士や建物のオーナーは、安全性とデザインを同時に考慮しなければなりませんが、これは容易なことではありません。従来の明かりを増やす方法は設置工事や維持管理が必要となり、コストがかさむばかりか、過剰な明るさが求められる場合もあります。

これまでの暗闇対策の限界


多くの建物では、照明灯を設置することが暗闇対策の主流でしたが、維持費や設置コストは無視できない負担です。さらに、蓄光テープやライン材は発光が弱く、機能的な効果を感じられない事が多いのが現実です。これまでの製品は「デザインが乏しい」「選択肢が限られている」という不満が多く聞かれました。

Cutting Edgeの特長


『Cutting Edge』は、従来の蓄光製品のデザインや機能性を一新しました。JISZ9097基準を超える蓄光性能を持つ高輝度素材を使用し、12時間後には8mcd/㎡を超える明るさを持つため、視認性が格段に向上します。また、薄型の蓄光アルミ板で作られており、取り付けも非常に簡単です。裏面のテープを剥がして貼るだけで、短時間での施工が可能です。

さらに、意匠性にも配慮されており、現存のデザインを損なうことなく、さまざまな空間に適応します。複数のユニットを組み合わせることで、必要な量だけを自由に購入できるため、コスト面でも非常に効率的です。

実績と導入事例


既に東京都内の集合住宅で『Cutting Edge』が導入され、設計者や居住者から高い評価を得ています。居住者からは「夜間の安心感が増した」という声が多く、設計者からも「空間全体のデザイン統一感が高まった」との評価が寄せられました。暗闇でも段差の位置が明確にわかるため、歩行者にとっても安心感が向上しています。

今後の展望


『Cutting Edge』は今後、さまざまな施設に導入される予定で、美術館やホテル、公共施設など幅広い用途での展開が期待されています。安全な暗闇の中でも、デザイン性と実用性を兼ね備えた空間の実現に向けて、ユーモラスは更なる進化を目指しています。

この革新的な技術によって、安全と美しさを併存させた新たな空間づくりの風潮が、今後の標準となることでしょう。


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