映画制作を支える新たなプロジェクトに参加しよう
日本の映画撮影業界の未来を担う人材の育成を目指して、日本映画撮影監督協会(JSC)が新たに始めるプログラム「Cinematic Quantum: The Innovative Eye of a Cinematographer」。この取り組みは、文化庁や日本芸術文化振興会と連携し、映画撮影技術や創造的なアプローチを学ぶ貴重な機会を提供します。今回の第一期マスタークラスには、ハリウッド映画『The Creator』の撮影監督であるオーレン・ソファー氏を講師として迎え、現代の映画業界で活躍するためのスキルを身につけることができます。
映画撮影の可能性を広がる「Cinematic Quantum」マスタークラス
このマスタークラスは、広く業界全体の人材育成を進める「Go Wide 戦略」から一歩進んだ、個々の才能を見極め、その専門性を高めるための「ディープ戦略型」教育プログラムとして設計されています。参加者は、国際的な視野を持つための実践的な知識やスキルを身につけることが期待されます。具体的には、次のような内容が用意されています:
- - ネットワーキングセッション
- - 講義・技術ワークショップ
- - 映像による感情表現の探求
これらを通じて、業界の仲間たちと交流し、学び合う機会が提供されます。
修了生のその後:マスターズ・クラブへの参加
このマスタークラスを修了した参加者は、特別な「マスターズ・クラブ」に登録され、継続的な支援を受けることができます。このクラブでは、テクニカルなスキルの向上だけでなく、他のメンバーとのネットワークを活用し、後輩の育成にも寄与することが期待されています。
実践的なワークショップでの学び
オーレン・ソファー氏からの講義とともに、撮影と照明の実習、グレーディングなどを行う4日間のワークショップが予定されています。これにより、現代の映画制作における撮影志向やビジュアルデザインの最前線を体験することができるのです。
このマスタークラスには、JSCの会員だけでなく、他の映画撮影に関わるすべての専門家にも参加のチャンスが広がっています。
セミナーの詳細
- 日時:2026年1月25日(日) 9:00 ~ 17:00
- 内容:オーレン・ソファー氏による講演、カメラ・レンズテスト、照明の基礎
- 場所:ソニーグループ本社(品川)
- 日時:2026年1月27日(火)~29日(木)
- 内容:プリライト、撮影、グレーディング
- 場所:東映・京都撮影所
なお、東京セミナーと京都セミナーは異なる場所での開催ですので注意が必要です。
参加申し込みについて
各セミナーの募集人数は、東京セミナーが40名、東京+京都セミナーが15名と限定されています。それぞれの参加費用は以下の通りです:
- - A)「東京セミナー」のみ:11,000円(税込)
- - B)「東京セミナー」+「京都セミナー」:88,000円(税込)
*ただし、B)に参加する場合は交通費および宿泊費が全て負担されます。
参加を希望される方は、2023年12月20日(土)17時までに応募フォームに登録してください。結果は12月26日(金)までにメールでお知らせします。応募資格としては、ナラティブ表現に興味があり、作品公開経験があり、自己研鑽と後進指導に意欲がある方が求められています。
未来の映画撮影者を目指して
Cinematic Quantumは、映画制作を志す皆さまにとって、必ずや貴重な体験となることでしょう。最先端の技術を学び、国際的に通用するスキルを身につける絶好の機会です。映画制作に情熱を持っている方々の参加を心よりお待ちしております。