オールバーズの新作「Runner NZ Remix」
オールバーズが8月21日に新たに発表した「Runner NZ Remix」は、サステナビリティを重視しながらも贅沢な履き心地を追求した革新的なフットウェアです。この製品は、環境への配慮とパフォーマンスを兼ね備えたデザインによって、リサイクル素材の活用を一層進化させています。
妥協のない素材選び
「Runner NZ Remix」は、廃棄物をリサイクルした新素材を使用しており、特に注目されるのはBlumaka社とCirc社とのパートナーシップです。これにより、アパレルやフットウェアの製造過程で発生した廃棄物を、新しい製品へと再生させるという革新が実現されました。この新素材は、ミッドソールのフォームであり、今はまだ世の中でほとんど無駄にされている高品質な素材を再利用したものです。
環境への配慮
シューズ業界では、毎年膨大な数量の廃棄物が発生しています。特にミッドソールの素材からは、年間344,000トンもの廃棄物が出ていると言われています。これらは多くの場合、分解が難しく、長い間廃棄物として残ることになります。しかし、Runner NZ Remixは、新たに開発された熱水リサイクルプロセスによって、不要な素材を新たなテキスタイルとして生まれ変わらせました。これにより、廃棄物に対する考え方が変わり、より良い選択肢へと変貌を遂げています。
サステナブルなデザイン
新たなRunner NZ Remixの特筆すべき点は、そのデザイン性です。快適性とサステナビリティ、そしてスタイルの三つをすべて兼ね備えた二つのシルエットが用意されています。消費者は、環境への配慮をしながらも魅力的なデザインを手にすることができるのです。また、Recyclingをテーマにしたこのモデルには、高性能なリサイクルフォームが使用されています。特にBlumakaのミッドソールは、従来の製造プロセスに比べて水の使用量を99%、炭素排出量を65%削減することに成功しました。
パートナーの信念
Blumaka社とCirc社のCEOからも、今後のサステナブルな素材の重要性についてコメントが寄せられています。Blumaka社のスチュアート・ジェンキンス氏は、「私たちがゴミをリサイクルするのではなく、今ある資源を賢く活用する必要がある」と語り、サステナブルな製品の重要性を強調しました。一方、Circ社のピーター・マジェラノウスキー氏は「テキスタイル・トゥ・テキスタイルリサイクルが、ファッションの未来を変えていく」と注目のコラボレーションの意義を述べています。
製品情報と購入方法
Runner NZ Remixは、2025年の8月21日より米国および英国のオンラインストアと実店舗で販売されます。サイズ展開はウィメンズが5-11、メンズは7-14(ハーフサイズを含む)で、価格は140米ドルです。取り扱い店舗は、Allbirds原宿・丸の内・大阪および公式オンラインストアから購入可能です。
Allbirdsについて
オールバーズは2016年にサンフランシスコで設立され、ティム・ブラウンとジョーイ・ズウィリンジャーによるチームが創造したブランドです。環境に配慮したシューズ製造に焦点を当て、リサイクル素材を駆使した製品開発を行っています。代表作の「Wool Runners」はその素材としてメリノウールを使用しており、快適性とエコロジーを両立させています。
まとめ
新しいRunner NZ Remixは、ただのフットウェアではなく、サステナブルで革新的なライフスタイルの象徴です。オールバーズそのものが、快適さやデザインの可能性を広げる中で、持続可能な未来への道筋を示しています。環境に配慮しつつもスタイリッシュであることが求められる現代において、Runner NZ Remixはその理想を実現する製品となるでしょう。