農業と運送業を支えるDX成功事例
最近、デジタル化が進む企業の中でも、運送業界はその進展が遅いとされています。しかし、熊本県の株式会社八木運送は、5年前からDX(デジタル・トランスフォーメーション)に本格的に取り組み、その成果を発表しました。
業務の課題とは
八木運送は、運送業だけでなく、倉庫業や産業廃棄物処理業も展開しています。ところが、数年前までは業務の属人化が進んでおり、担当者が休むと業務がストップしてしまうこともありました。さらに、申請書類や見積書がバラバラに保管され、紙での回覧方式が残っているなど、非効率な管理が続いていました。
これらの課題を解決するために、八木運送はDXの推進を決断しました。
「POWER EGG」の導入
八木運送が選んだのは、ディサークル株式会社が提供する「POWER EGG(パワーエッグ)」です。この国産のグループウェアは、スケジュール管理や掲示板、社内メールなどのコミュニケーション機能を備えており、業務のデジタル化を加速するための強力なツールです。
まず、八木運送は社内での情報共有を円滑にするために、掲示板機能やスケジュール管理から導入を始めました。また、これまで紙やExcelで管理されていた業務をWebデータベースに移行し、業務の一元管理を実現しました。このように、小さなステップからDXを進めていったのです。
業務のさらなる進化
さらに、八木運送ではPOWER EGGの導入にとどまらず、顔認証機能を備えたアルコールチェックシステムを導入しました。これにより、安全管理と勤怠打刻を一体化し、業務の効率化を図っています。また、産業廃棄物処理場では、トラックのナンバー自動読み取りシステムと計量の自動化を実現し、業務の正確性と生産性を飛躍的に向上させました。
経営者の考え
このDXプロジェクトを推進した藤井氏は、「DXの出発点は業務理解です。システムを導入する前に、現場をしっかり見て理想を描くことが重要です」と語っています。これは、運送業界におけるDXの成功に欠かせない視点と言えるでしょう。
「POWER EGG」について
POWER EGGは、国産のグループウェアとして、柔軟なワークフロー機能やノーコードで業務アプリを作成できるWebデータベース機能を備えています。これにより、社内情報や申請データの一元管理が実現され、業務のデジタル化が加速します。さらに、クラウドとオンプレミスを両方で利用可能なため、セキュリティ面でも安心です。
まとめ
八木運送の事例は、運送業界におけるDXの成功を示す一つのモデルケースです。今後、さらなる業務の効率化と成熟した組織へと進化していくことが期待されます。興味のある方は、ぜひ「POWER EGG」のウェブサイトで詳細をご覧ください。
DX事例の詳細はこちら
- - ディサークル株式会社は1999年に設立され、業務の効率化を支援するDXソリューションを提供しています。今後も企業の経営課題や組織課題の解決に貢献していく所存です。