岡山大学の社会変革を促進する「J-PEAKS MONTHLY DIGEST」最新号発行

2023年12月22日、岡山大学（所在地：岡山市北区）は、文部科学省が推進する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」（通称：J-PEAKS）へ正式に採択されました。この取り組みは、日本全体の研究力を向上させることを目的としたもので、約5年間で55億円の支援を受ける大規模なプロジェクトです。岡山大学は、2050年までの長期ビジョンを掲げ、「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」としての実現に向け、積極的に改革を進めています。

「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」第19号では、特に地域社会での教育変革に焦点を当てています。具体的には、ビッグデータを用いることで、地域教育における意義や効果について詳しく紹介しています。また、注目の研究設備として「GeoMx（デジタル空間プロファイラー）」も取り上げ、その先進的な研究環境を紹介します。

岡山大学はJ-PEAKSを活用して、従来の単なる研究開発拠点の設置に留まらず、地域の中核大学としての役割を果たすことを目指しています。そのため、大学を取り巻く全体の組織や制度の改革にも力を入れています。このようなアプローチが、従来の「学内の一部の刷新」にとどまらず、法人全体での改革を促進するのです。

この取り組みを通じて、岡山大学はさまざまなステークホルダーと連携しながら、研究力の強化とイノベーション創出戦略を推進しています。そして、この情報をタイムリーに発信するために、月刊で「J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を刊行しています。

最新号の特集として挙げられた「知識習得に人の関与が必須でない時代の到来」は、教育と広告の両面における変革を視覚化し、全国の社会課題に立ち向かう手助けとのことです。また、岡山大学と連携する世界的補聴器メーカーによる聴覚支援の取り組みや、総合知ワークショップなどが開催され、さらなる相互の情報交換が行われています。

特に注目は、地域の課題解決に向けた新たな研究室の設立や、カーボンフットプリントに基づく新たな価値創造についての講演が実施されるなど、実践的な変化の兆しが見えています。

岡山大学の取り組みは、ただ進行中の研究を発表するだけでなく、地域と共に未来を見据えた革新を進める大きなカギとなるでしょう。「J-PEAKS MONTHLY DIGEST」は、岡山大学のビジョンを道しるべとして、今後ますます期待の高まる取り組みをお届けしていきます。

この取り組みやレポートをさらに詳しく知りたい方は、こちらから第19号をご覧ください。

岡山大学は、これからも「世界に誇れる研究大学の山脈（PEAKS）」を築いていく挑戦を続けます。ぜひ、その進展を見守っていただきたいと思います。