医療DXの未来を探る
2026-08-26 16:09:40

医療DXの未来を共有する第22回SSユーザー会レポート

医療DXの未来を共有する第22回SSユーザー会レポート



2026年8月22日、大阪市のナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターで開催された「第22回SSユーザー会」には、過去最多となる1,080名の参加者が集まりました。この会議は、国内で1,000以上の病院に電子カルテシステムを提供する株式会社ソフトウェア・サービスが主催し、医療DXの最新動向と業務改革に向けた具体的な取り組みが議論される貴重な場です。

会の冒頭は二人の名士による講演


SSユーザー会の代表である神野正博氏(恵寿総合病院理事長)と当番世話人の河北光氏(河北総合病院副理事長)が登壇し、本年のテーマ「電子カルテによる業務改革と効率化」に関するメッセージを伝えました。病院経営環境が厳しさを増す中、医療DXの重要性が強調されました。この後、先進的な取り組みを行っている11の病院から具体的な事例が発表され、参加者はその成果に刺激を受けました。

参加者数が前年の150%を上回る結果は、電子カルテをはじめとするIT技術の導入への関心の高まりを反映しています。また、生成AIやモバイル活用、データ利活用などの分野における取り組みの進展が示され、医療DXが確実に進んでいることが伺えました。

特別講演:各病院の取り組みの成果


2つの特別講演も行われました。一つは八戸市立市民病院病院事業管理者の今 明秀氏による「ブランド力・組織活性化を活かした累積赤字135億円を黒字化するまでの取り組み」。もう一つは笠岡第一病院院長補佐の藤井 研介氏による「適応と調律 -安定した地域医療を目指す-」です。両講演とも、厳しい環境の中での信念やビジョンの重要性が語られ、参加者は未来に向けた勇気と希望を得ることができました。

病院経営層の意見交換


前日の「第11回 理事長・院長部会」には145名の病院経営トップが参加し、さまざまな意見が交わされました。神野正博氏による「未来をともに ~2040年に向けて医療機関の持続可能性を考える~」という講演に続き、経営者同士の率直な意見交換が行われ、貴重な知見が共有されました。この部会は毎年高い関心を集め、医療業界における重要な情報交換の場となっています。

専門部会での活発な議論


当日の午前中には「第20回看護部会」「第17回システム管理者部会」「第2回薬剤部会」が開催され、各分野から多くの参加者が集まりました。それぞれの部会では、電子カルテの効果的な活用や業務改善に向けた先進的な取り組み、情報セキュリティ対策などに関する発表が行われ、活発な意見交換が行われました。

看護部会には439名、薬剤部会には227名、システム管理者部会には490名が参加し、それぞれの専門家が意見や知見を共有する貴重な機会となりました。

来年への展望


「暑い大阪」で行われた今回のSSユーザー会は、その盛会を背景にますますの発展が期待されます。参加者の声を反映したテーマ選定や当日の進行は、ユーザー病院が主体となって行われ、ソフトウェア・サービス側もその活動を支援しています。代表の神野氏は、「1,000を超える病院が同じソフトウェアを利用している強みは、お互いの取り組みを共有できることにあります」と述べています。

来年のSSユーザー会は、社会医療法人石川記念会 HITO病院が担当し、さらに強力な医療DXの推進が期待されています。石川賀代理事長は、閉会に際して「来年も大阪で集い、互いに学び、未来の医療をともに創る場を作りましょう」と力強いメッセージを寄せました。このように、医療機関同士の知識共有は今後の医療の革新につながるのです。

概要


本会の成果を通じて、医療界における情報技術の重要性を再認識し、参加者全員が未来の医療に対する希望を抱く貴重な機会となりました。電子カルテや医療DXは、今後ますます重要なテーマとなっていくことでしょう。


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