NV解析セミナー名古屋
2026-06-12 15:01:08

音・振動解析専門セミナーが名古屋にて開催!技術者必見の最新情報

音・振動解析専門セミナーが名古屋で開催



名古屋市では2026年6月5日、音・振動解析に特化したセミナーが実施されました。このセミナーは、ニュートンワークス株式会社が主催し、設計者やCAE技術者が音・振動問題を解決するための情報交換の場となりました。元豊田中央研究所とソニーで経験を積んだ井戸浩登氏が基調講演を行い、音・振動解析の最新技術について詳しく語りました。

基調講演:井戸浩登氏



井戸氏は、音・振動解析の重要性を強調し、特に「入力」と「伝達特性」を分けて考えるアプローチが不可欠だと述べました。観測される音圧は、これら二つの要素が複雑に絡み合って形成されるため、単なる測定値比較では誤った結論に至る可能性が高いと指摘しました。彼は具体的な解析手法として、加振実験や伝達関数の活用を提案し、以下の評価指標を紹介しました:

  • - 音響インテンシティと音響パワー
  • - 音響放射効率
  • - 振動から音への寄与度

これらの指標を用いて、複雑な振動分布と音との関係を深く理解することが求められます。さらに、解析の精度を保証するために、実験データの信頼性についても言及しました。従来の信号処理技術やヒルベルト変換の活用方法も紹介し、CAE解析と実験データの整合性を確保する重要性を強調しました。

構造最適化の検証



次に、ニュートンワークスのCAE総合開発センターの碇本氏から、構造最適化がNV対策にどのように寄与するかについてのデータが提供されました。理論的には、「ノンパラメトリック形状最適化」が騒音・振動の低減に効果的であることが知られていますが、実機での検証が必要です。具体的な事例をもとに、最適化された形状の効果について実験結果が報告されました。

このプロセスでは、金属3Dプリンターを使用して製造した実験サンプルを用い、最適化前後の比較を行います。解析結果と実際のデータの一致を確認することが、技術者にとって重要なステップとなります。

システム全体での最適化の重要性



さらに、佐々木氏が回転機システムを対象にしたNV解析手法を論じました。スイスのMESYS社の設計計算ツールを使用して、軸受・シャフト・歯車・ケース間の相互影響を考慮した解析が行われ、これにより振動と騒音を低減する設計改善手法が紹介されました。

結論



本セミナーでは、音・振動問題を解析するための評価指標や実験と解析の整合性、システム全体での最適設計についての一連のプロセスが明示されました。特に井戸氏の講演は、設計現場における具体的な応用指針を提供し、参加者にとって実務に直結した貴重な情報となりました。

ニュートンワークスについて



ニュートンワークス株式会社は、音・振動解析に関する高度なソリューションを提供する企業です。今回のセミナーを含め、さまざまなイベントが開催されていますので、最新の情報をぜひご確認ください。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。


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