今井一成がBelieve Japanの新会長に就任
世界的なデジタル音楽企業、Believeが日本の音楽市場における新たなリーダーシップ体制を発表しました。2025年10月16日、今井一成が新設の役職、「Believe Japanの会長 兼 ストラテジック・ビジネスリレーションズ・シニアエグゼクティブ・ディレクター」に任命されました。この人事は、Believeが日本に対するコミットメントを強化し、自社の成長戦略を推進するうえで重要なステップとなるでしょう。
今井一成は、日本の音楽業界において40年以上の豊富な経験を有する実力者です。彼は、国内大手ビクターエンタテインメントやJVCネットワークスの取締役を歴任し、さらにSPEEDSTAR RECORDSのプロモーターとしても知られています。近年では、ポニーキャニオンのマーケティングクリエイティブ本部にも携わり、音楽コンサルティング会社KiSML Inc.を設立。J-POPやロックにおける専門知識を背景に、日本の音楽のデジタル化や国際展開を推進してきました。
Believeの未来に向けた新たな試み
今回の任命により、今井は小川エリカ(Believe Japan代表)やシルヴァン・ドランジュ(Believe APAC社長)と共に、レーベルやアーティストへの支援を強化し、成長戦略の策定と実行を担います。また、彼は日本の音楽業界におけるBelieveのポジションを確立するための大規模なM&Aや戦略的ジョイントベンチャーの機会にも取り組む予定です。
シルヴァン・ドランジュは、「日本のアーティストやレーベルを中心に据えた開発戦略を展開し、長期的なコミットメントを強化していく」と述べ、今井氏がチームに加入することへの期待を寄せています。
小川エリカも、日本音楽市場におけるデジタル化の重要性を強調し、今井氏のリーダーシップが長期的な成長に寄与することを確信しています。彼女は、「日本の音楽のソフトパワーを世界に発信する」と語り、Believeの強固な基盤のもとでの活動を見据えています。
音楽業界のデジタル変革を推進
今井氏自身は、「新設された役職に参画でき、大変光栄に思っています。日本の音楽業界にとってデジタル化の可能性は大きく、業界全体が成長できるチャンスだと感じています」と話しています。彼のビジョンは、日本音楽業界の未来に対して非常に明るいものです。
また、彼は日本国内での音楽レーベルの運営に関しても経験が豊富であり、過去には多数の成功事例を生み出しています。これにより、Believe Japanはアーティストやレーベルをそれぞれの成長段階でしっかりと支え、国内音楽市場の更なる発展に目を向けています。
Believeのグローバルなイニシアティブ
Believeは、音楽のプロモーションやマネタイズを支援するための独自のソリューションを提供するグローバル企業です。ローカルの専門知識とグローバルなテクノロジーを融合させ、アーティストやレーベル、パブリッシャーがそれぞれのニーズに応じたサービスを受けられるよう、幅広い支援を行っています。
さらに、Believeは50か国以上で2000名以上の社員を抱えており、8000億回以上のストリーミング再生や主要アワードの獲得実績を持っています。この強固な基盤を持つBelieveと適任の今井氏の組み合わせは、日本の音楽業界におけるデジタル革新を加速させると期待されます。
日本は世界第二の音楽市場としての地位を持ちながら、依然としてデジタル面での発展余地が多く残されています。この過渡期において、今井氏が引き入れる新たな視点と戦略は、業界の将来に大きな影響を与えることでしょう。彼のリーダーシップのもと、Believe Japanは音楽産業のデジタル変革を共に推進し、さらなる成長と発展を目指します。