岡山大学のヘリウム回収
2026-01-22 23:10:29

岡山大学が中四国・播磨地域でヘリウム回収事業をスタート

岡山大学が中四国・播磨地域でヘリウム回収事業をスタート



国立大学法人岡山大学が、地域の研究機関と連携し、ヘリウムガスの回収を開始しました。この取り組みは、「中四国・播磨ヘリウムリサイクル事業ネットワーク」として知られ、米子工業高等専門学校や鳥取大学、徳島大学と協力しながら進行しています。これは、酸性物質を使用する核磁気共鳴装置(NMR)からヘリウムガスを安全に回収することを目的としています。

2025年12月、岡山大学のタスクフォースは、各連携機関を訪問し、まずはフェーズ1として初のヘリウムガス回収を行いました。この作業には、岡山大学からの技術者だけでなく、米子工業高等専門学校、鳥取大学、徳島大学の専門職員も参加し、各機関の職員への技術指導も行われました。各校に先立って、ヘリウムガス回収のための圧縮機やバッグが供給され、作業の円滑化が図られました。

実際の作業は、NMR装置からガスバッグへヘリウムガスを移す接続作業に始まりました。接続が完了すれば、ガスバッグが装置と連動して満タンになり、職員が次のバッグに切り替える操作を行います。その後、満タンになったガスバッグは、回収用圧縮機を使ってガスボンベに圧縮されます。この技術は今後、各機関の職員自らが行えるようになることを目指し、さらなる技術習得が求められます。

岡山大学は、ヘリウムガスの回収作業を始めた後、2026年春頃を目途に大学にてヘリウムガスの運搬を行う予定です。この業務は段階的に進行しており、次のフェーズでは連携機関から回収したヘリウムガスの一部を液化して供給する準備が進められています。この流れは、最終的には連携機関からのほぼすべてのヘリウムガスを液化し、効率的な供給体制を確立する計画となっています。

岡山大学は、このヘリウムリサイクル事業を通じて、地域の大学や研究機関と協力しながら、研究・開発の基盤強化を図る方針です。また、この事業は、国内外での研究活動の活性化にも寄与し、将来のイノベーション創出に繋がることが期待されています。

さらに、岡山大学は文部科学省からの支援を受けて、2026年度末に液化能力を倍増させる新しいヘリウム液化装置の更新も予定しています。すでに長尺ボンベの増設工事が完了するなど、設備の準備も着実に進行しています。

岡山大学は、地域に根ざした研究活動を通じて、社会貢献を目指し、持続可能な研究・開発の推進に向けた努力を続けていきます。この新しい挑戦が、岡山大学の更なる発展へと繋がることを期待いたします。


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