次の灯の挑戦
2025-10-21 14:52:23

岡山の環境ベンチャー、次の灯がものづくり補助金に採択され新たな循環型産業を創出

環境ベンチャー次の灯、国からの補助金に採択



岡山県の次の灯株式会社が、経済産業省の「ものづくり・商業・サービス補助金」に採択されました。8年という短期間での採択は驚くべき成果であり、同社の取り組む「廃棄物から宝を生み出す循環型ものづくり」が評価された証です。

循環型ものづくりとは?



自動車や産業機器に使われる貴金属、特に白金やパラジウムの再利用は、近年深刻な課題となっています。これまでは多くの廃棄品がただのゴミとして投棄されてきましたが、次の灯では自動車の触媒などから金属を高精度に分析・再利用する技術を導入し、廃棄物を再生資源へと変えることを目指しています。このプロジェクトは単なる技術導入ではなく、地方から新たな産業モデルを生み出すための基盤が築かれているのです。

環境への配慮と効率的なリサイクル



次の灯のプロジェクトは、環境負荷の高い資源採掘に頼らず、既存の資源を循環させることを目的としています。これにより、CO₂排出量の削減や原材料調達のコスト低減が期待されています。地方企業としての地位を確立することで、次の灯の取り組みは業界内外から注目を集めるでしょう。

代表のコメント



代表取締役の黒川聖馬氏は、「廃棄をなくし、循環を当たり前にするものづくりを岡山から発信したい」とコメントしています。また、「この採択は、単に技術そのものではなく、理念や仕組みが評価されたと考えています。地方企業でも、国際的な環境課題に貢献できることを証明していきたいです」と語りました。

今後の展開



今後、次の灯は大学や自治体、地域企業との連携を進め、環境技術及びリサイクル技術の実装モデルを構築します。協働による廃棄物リサイクルの高度化や、新素材の再利用技術開発に力を入れることで、現場発の実証を積み重ねていきます。これらの知見を用いて国内外での循環型資源ネットワークの拡大を図り、自動車部品やバッテリーなどの「再生資源」として流通させることを目指します。

ブランドステートメント



次の灯は「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」をブランドステートメントに掲げ、地域から世界へ向けて持続可能な社会に貢献する企業を目指しています。自らの理念を基に新たな価値創造や経済循環の実現に向けて挑戦し続ける姿勢は、これからの持続可能な成長を支える重要な役割を果たすことでしょう。

会社概要


  • - 会社名: 次の灯 株式会社(Tsuginohi Co.,Ltd.)
  • - 所在地: 岡山県総社市真壁1448-1(本社)、東京都品川区北品川1-1-11 第3小池ビル5F(東京オフィス)
  • - 設立年月日: 2018年7月2日
  • - 事業内容: 自動車部品リサイクル・環境関連技術開発
  • - URL: 次の灯株式会社公式サイト

次の灯株式会社の取り組みは、地域社会と環境の未来に明るい光をもたらすでしょう。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 環境 循環型ものづくり 次の灯

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。