AI技術を駆使したスタートアップ採用支援の新展開
株式会社ZenXが、NECから独立したhootfolio株式会社とのパートナーシップをスタートさせました。この提携は、hootfolioの因果AI技術の社会実装を目指す中で、採用基盤の整備を強化することを目的としています。根底にあるのは、急成長を遂げるスタートアップにおいて、優秀な人材を確保する必要性です。
hootfolioの背景と事業内容
hootfolioは、2025年にNECからスピンオフし、因果AI技術を活用した分析サービス「causal analysis®」を提供しています。因果AIは、因果関係を明らかにすることで、企業の意思決定をサポートするBtoB SaaS型プロダクトであり、大手企業の経営課題にアプローチするための重要なツールです。設立以来急速に成長しているhootfolioには、新たなリーダーシップや専門知識を持った人材が求められています。これを実現するため、ZenXとの連携が重要なステップとなりました。
ZenXの役割
ZenXは人事の専門家集団であり、スタートアップにおける採用支援において定評があります。今回の提携では、ZenXが提供するHR BPaaS・採用支援サービス「ZenStrategy」を通じて、hootfolioの採用活動全般を包括的に支援します。具体的には、採用プロセスの効率化やコスト最適化を通じて、質の高い人材を引き寄せるための仕組み作りを行います。これにより、hootfolioは必要な人材をスピーディーに確保し、事業の成長を一層加速させることが可能になります。
採用を強化するポジション
hootfolioでは、特に以下のポジションの採用が急務となっています。
- - エンジニア(テックリード): NEC研究所の因果推論技術を活かし、AIを駆使して次世代の開発フローを構築します。将来的にはCTOのもとで、技術組織全体をまとめる役割も期待されます。
- - フィールドセールス(法人営業): 大手企業向けにBtoB SaaS型の因果分析プロダクト「causal analysis®」を提案し、解決策を提供していきます。データ分析やITソリューション営業の経験が求められます。
- - カスタマーサクセス: 導入企業に伴走し、顧客の活用状況を管理しつつ、意思決定の質を向上させる役割を担います。データ分析やCSの経験が重視されます。
経営者の声
hootfolioの代表取締役である笠原健太氏は、ZenXとの提携により、スタートアップ環境の厳しい競争の中でも優れた候補者を確保できると語ります。「科学的な意思決定を誰もが行える世界の実現を目指し、次世代の人材と共に前進していくことを楽しみにしています」とのこと。
一方、ZenXの代表取締役CEO、後藤正宏氏は、スタートアップにとっての採用が事業の成長において重要であることを強調しました。AIの力を利用して、革新的な企業に必要な人材確保を全力で支援する意気込みを示しています。
将来の展望
ZenXの支援によって、hootfolioは今後も加速的に成長し、因果AIの普及に貢献していくでしょう。ZenXは、人事支援モデルを深化させ、成長企業のニーズに応じた採用支援を行うことで新たな業界スタンダードを創出することを目指しています。これにより、スタートアップが持つ可能性を最大限に引き出し、さらなる発展を導いていくことが期待されます。