持続可能な航空燃料の未来を探る!SAFセミナー開催のお知らせ
3月11日(火)に、JPI(日本計画研究所)が「SAF向け新規原料の探索と挑戦」と題したセミナーを開催します。講師には、日本グリーン電力開発株式会社 グリーンSAF事業部の藤井雅人氏を迎え、持続可能な航空燃料について深く掘り下げる内容となっています。本セミナーでは、SAF(持続可能な航空燃料)の商業化に向けた取り組み、この新しい燃料がもたらす環境への影響、そして地域経済への貢献がテーマとなります。
SAFとは?
SAFは再生可能なバイオマスや廃食油、さらには都市ごみに基づいて製造された航空燃料のことです。この燃料は、ライフサイクル全体で約60~80%のCO₂削減効果を期待されています。しかし、2022年の時点では、世界のSAF供給量はジェット燃料全体の0.1%に過ぎず、国際的な目標を達成するためには官民合わせた取り組みが急務です。
セミナーの目的
本セミナーでは、特に「規格外ココナッツ」に着目したSAF商業化の可能性が中心的なテーマです。ココナッツ産業の現状や持続可能な資源調達の方法についても議論されます。この取り組みを通じて、航空燃料の供給安定化やコスト削減を目指す施策が紹介される予定です。
講義の内容
1.
規格外ココナッツの背景
ココナッツ産業は、主要生産国での輸出と地域経済に及ぼす影響が大きいです。特に、規格外のココナッツは廃棄されることが多いため、その活用方法についても検討されており、このセクションでは具体的な事例が示されます。
2.
原料探索の革新
SAFの製造には多様な原料が求められます。この講義では、持続可能な原料の選定基準や調達方法に関して詳しく解説されます。
3.
SAF事業の構造
SAFの製造工程の詳細や、ASTM規格への適合プロセスについて触れます。これにより、業界標準に則った製造がどのように行われるかがわかります。
4.
社会的・経済的インパクト
CO₂削減に向けた具体的な取り組みと、その環境的な価値についても議論されます。これにより、SAFが社会にもたらす利点が浮き彫りになります。
5.
質疑応答とネットワーキング
セミナー終了後には名刺交換や交流会が設けられ、他の参加者や講師との貴重なネットワーキングの機会が提供されます。
特に、普段交流の少ない人々と接点を持つことができる良い機会です。
受講方法と料金
受講は会場、ライブ配信、アーカイブ配信の中から選択でき、受講料は1名あたり35,480円(税込)となります。2名以上の同時申し込み時には割引もありますので、ぜひこの機会をお見逃しなく!
このセミナーは、持続可能な未来を目指す人々にとって貴重な情報と出会いの場となることでしょう。興味のある方は早めにお申し込みください。詳細情報は
こちらからご確認いただけます。