PUDU D9発表
2024-12-20 11:42:56

PUDUが発表した新しい二足歩行ヒューマノイドロボット「PUDU D9」とは?

PUDUが初のヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表



Pudu Roboticsが開発した新しい二足歩行型ヒューマノイドロボット「PUDU D9」が発表されました。これは、同社の最新技術を駆使した完全なヒューマノイドロボットであり、商業利用を視野に入れた設計となっています。本製品は先月発表されたセミヒューマノイドロボット「PUDU D7」と、5本指を持つロボットハンド「PUDU DH11」に続くもので、Pudu X-Labの研究開発によって生み出されました。

「PUDU D9」の特長



「PUDU D9」は、「人間として生まれる」というデザイン理念を掲げています。その特徴には、次のような点が挙げられます。

1. 高度な移動能力


このロボットは、時速2mの速度で二足歩行が可能で、階段や坂道、悪路など幅広い地形に対応します。さらに、騒音を抑えるためのアルゴリズムを搭載しており、静かに移動できることが特徴です。視覚的ナビゲーションを採用し、周囲の環境をリアルタイムで3Dマッピングしながら行動できます。

2. 人間に近い身体的特徴


身長170cm、体重65kgで、42の自由度を持つ関節を備えています。さらに、7自由度のロボットアームを2本持ち、重さ20kg以上の物を持ち上げることも可能です。これにより、様々なタスクに柔軟に対応できるようデザインされています。最近のデモ動画では、PUDUの清掃ロボット「PUDU SH1」を使って床を清掃する様子が確認できます。

3. インタラクション機能


「PUDU D9」は、視覚、触覚、力覚、聴覚を搭載しており、周囲の情報を多角的にキャッチします。これにより、人間と自然なインタラクションが可能になり、より良いサービスを提供することができます。大規模言語モデルとの接続により、サポートを提供する際の応答精度も向上しています。

4. 将来のロボットエコシステム


PUDUのCEO、張涛氏は、商用サービスロボット業界が新たな段階に入ったことを強調しています。今後は産業用ロボット、セミヒューマノイドロボット、ヒューマノイドロボットの3つが連携し、さまざまなニーズに応えるエコシステムが構築されるとのことです。

PUDUの成長と未来


「PUDU D9」の登場により、Pudu Roboticsは産業用からヒューマノイドロボットまで、幅広い製品ラインを揃えることとなりました。彼らは、市場ニーズを適切に捉え、確かな製品力で顧客からの信頼を獲得してきました。技術や製品開発の蓄積を通じて、ロボットの商業化を加速させる方針です。

製品概要


  • - 身長: 170cm
  • - 体重: 65kg
  • - 独立自由度: 42
  • - 最大トルク: 352Nm
  • - 耐荷重: 20kg以上
  • - 最大歩行速度: 2m/秒
  • - 稼働時間: 2時間

Pudu Roboticsは、商用サービスロボットを展開し、60カ国以上で80,000台以上を出荷している全球的なリーダーです。今後も、技術探求を続け、より多くの人々にロボットサービスの便益を届けることを目指します。


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