ASEMtechが新たな資金調達を実施
東京小金井市を拠点とするASEMtech株式会社は、シリーズAのエクステンションラウンドで1.5億円の資金を調達しました。この調達により、企業は医療と産業の分野で革新を促進し、音響誘起電磁法(ASEM法)の社会実装への道をさらに開きます。
資金調達の背景と目的
ASEMtechは、超音波を用いて電気と磁気の可視化を実現するASEM法の研究開発を行っており、これによって医療や産業分野に新たな可能性をもたらしています。この度の資金調達には、飯能信用金庫や多摩信用金庫、BPキャピタルなど名立たる投資家が参加しており、技術革新に向けた期待の高さが伺えます。
これまでのAシリーズラウンドにおいて、ASEMtechは累計で4億円を調達しています。この資金を基に、同社は以下の重要な取り組みをさらに進めていく方針です。
1. 臨床研究の開始
ASEM法を利用した医療機器のプロトタイプが完成し、すでに大学病院での臨床研究が始まりました。これにより、コラーゲン線維の可視化を通じて運動器疾患に対する診断技術の有用性が検証されます。特に、非侵襲性での評価が可能なため、医療現場での導入が期待されています。
2. 薬事申請体制の整備
ASEMtechは医療機器製造販売業の許可を取得し、薬事申請に向けた体制を整備しています。これにより製品開発の質と安全性の向上が図られ、医療市場への本格的な進出が可能となります。
3. 海外展開の加速
シンガポールの医療機関との共同研究が進められており、ASEM法の国際的な展開の足がかりを作っています。アジア地域の医療ニーズに応じたプロジェクトを通じて、グローバル市場へのアプローチを図る姿勢が見えます。
4. 産業用非破壊検査事業の立ち上げ
ASEMtechは、開発した産業用非破壊検査装置を用いて、鉄鋼や素材、インフラ分野での製品販売を開始しています。顧客企業の多様なニーズに応えるため、サービスの充実を進めていく計画です。
ASEMtechのビジョン
同社の代表取締役、生嶋健司は、「私たちは『健康寿命の延伸』と『安心・安全な社会』の実現に貢献することを使命としている」と述べています。このビジョンに基づき、ASEMtechは研究開発を進め、超音波技術を活用した革新的なソリューションの社会実装を加速していく考えです。
ASEMtechについて
社名: ASEMtech株式会社
所在地: 東京都小金井市中町二丁目 24番 16号 東京農工大学小金井キャンパス 先端産学連携研究推進センター 106室
設立: 2023年11月
HP:
ASEMtech公式サイト
ASEMtechの今後の取り組みに注目が集まります。革新技術がどのように医療と産業界に影響を与えるのか、引き続き注目していきましょう。