特別展示!男女雇用機会均等法の原本を見逃すな
独立行政法人国立公文書館では、男女雇用機会均等法の公布から40年を迎えることを記念し、2025年の特別展示を実施します。この展示は、2023年12月13日(土)から12月26日(金)までの期間限定となっており、実際の原本を見る貴重な機会です。展示は国立公文書館の東京本館1階常設展示室で行われます。
男女雇用機会均等法(均等法)の概要
この法律は、職場における性別による差別をなくし、男女ともに平等に扱うことを保障するものです。制定は昭和60年(1985年)で、その背景には国際婦人年や女性差別撤廃条約がありました。当初、解雇や定年については男女の差別を禁止していましたが、募集や採用に関しては努力義務にとどまっていました。しかし、1997年の改正で多くの禁止規定が加わり、さらに2006年には男性に対する差別も禁止されました。
このように、男女雇用機会均等法は時代とともに進化し、社会の変化に対応してきた法律でもあります。
特別展示の詳細
展示内容は、原本の他に、過去の重要な記録や資料も整えられる予定です。国立公文書館では、約30のデジタルコンテンツも公開しており、遠方に住む方でも楽しめる内容になっています。例えば「昭和二十年」では、終戦直後の出来事が月ごとに紹介されており、また「江戸の花だより」では江戸時代の植物愛好家たちの視点にも触れることができます。
さらに、来年度の3月には男女雇用機会均等法の原本を含めた「時代を超えて輝く女性たち」というテーマのデジタル展示も予定されています。この展示では、津田梅子や黒田チカ、中山マサなど、様々な分野で功績を残した女性たちに焦点が当たります。
アクセスと開催スケジュール
特別展示は、以下の情報で開催されます。
- - 期間:2023年12月13日(土)~12月26日(金)
- 12月14日(日)、21日(日)は休館
- - 開催地:国立公文書館東京本館1階常設展示室 住所: 東京都千代田区北の丸公園3-2
- - アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅下車1b出口から徒歩5分
- - 開催時間:午前9時15分~午後5時00分
おわりに
この貴重な機会にぜひ男女雇用機会均等法の公布原本を直接見に来てください。法律の背後にある歴史や思想を理解することで、今日の男女の雇用における平等がいかに重要であるかを再確認できるはずです。詳細は国立公文書館の公式サイトもご覧ください。
国立公文書館HP:
https://www.archives.go.jp/exhibition/