新たな年に向けたPERSONZの晦日ライブ
2025年に結成41周年を迎えるPERSONZが、大手町の三井ホールで開催した年末恒例の晦日ライブは、特別なブラスセクションの参加によりさらなる高みへと昇華しました。昨年3月からの全国ツアー『QUEST FOR TREASURE LAND』を経て、2024年6月には通算23作目のアルバム『WHAT A WONDER WONDERLAND』をリリースするなど、活動の幅を広げてきた彼らの集大成的ライブ。特に、年末に訪れるこの瞬間をファンと共に分かち合うことを大切にしています。
開演を待つ会場の空気は、間もなく歴史的な瞬間を迎える緊張感に包まれます。開演時間が近づくにつれ、薄暗い中に浮かび上がる東京タワーの美しいイルミネーションが、特別な夜の始まりを告げます。
異色の共演が生む新たなサウンド
この夜、PERSONZはオルケスタ・デ・ラ・ルスの五反田靖をはじめとしたブラスメンバーと共演し、新たなサウンドスケープを形成。ステージ上での初めての共演は、ファンにとっても期待感を駆り立てる特別な瞬間でした。真っ暗な中、始まったインストゥルメンタル「ADVENTURE」が流れると、バンドメンバーが次々に現れ、ソロを披露。通常のライブ形式から一変したこの演出は、特別な意図を感じさせます。
ボーカルのJILLが登場し、「ウェルカム・トゥ・ワンダーランド!」と叫んだ瞬間、会場は歓声に包まれ、音楽の旅が幕を開けます。アルバムの流れに沿って「WONDERLAND」へと移ると、JILLが特大のトランプカードを観客に投げるパフォーマンスが場を一層盛り上げました。
笑いと感動を届ける演出
「2025年も明日で最後、今日は思い切り弾けましょう!」とJILLが呼びかけ、過去のヒットチューン「FACE TO FACE」が披露されることで、ライブは更に白熱。それぞれのソロが放つエネルギーと、ブラスセクションとの絶妙な掛け合いが観客を一つにしました。メンバーのそれぞれから届けられるファンへの感謝の言葉が、ライブの一体感をますます強めます。
続けて「MOMENTS」や「FLOWER OF LOVE」などの楽曲が演奏される中、聴衆とのコール&レスポンスが生まれるなど、深化した一体感が展開されました。特に「東京タワーであいましょう」の演奏では、JILLが窓越しに実際の東京タワーを見上げて歌う姿に、澄んだ歌声が響き渡ります。
未来への抱負と期待感を共有
ブラスセクションとの演奏がメンバーの間で新たな活力を生んだことが伝わります。明るいトーンで語るJILLの言葉には、2026年に向けた期待がみなぎっています。「来年のツアーでは、さらに多くの地を巡り、音楽で皆さんを驚かせたい」との決意に、会場はみな一緒になって盛り上がります。
ライブの終盤、懐かしい楽曲「DREAMERS」が披露されると、JILLがフロアへ降りてファン一人ひとりに生歌を届ける感動的な瞬間。これこそが、彼らの魅力を再確認する触れ合いの瞬間でもあります。
終演後の余韻と共に
アンコールが行われ、メンバー一人ひとりの挨拶が続く中、JILLが「ここで役目があるでしょ?」と仕切り、バースデーコールが会場を包む。その後のバースデーセレモニーで生まれる笑顔や拍手が、ファンとバンドの深い絆を感じさせます。
この晦日ライブは、PERSONZにとって特別な意味を持つ時間となりました。43年目を迎える彼らが、未来に向けて常に挑戦를続け、ファンとの絆を深めていく姿勢が、再び私たちの心に響きます。2026年の彼らを、更に楽しみにしたいと思います。